毎日、座間市9遺体事件を報道している。
朝食を食べている時も、帰宅して一杯飲みながら夕食の時も
頭部がボックスに入っていたとか、異様な臭がしたとか
自殺志願者に取り入って殺したとか、一家団欒のお茶の間には
ふさわしくない内容の報道である。
それでもテレビ局が面白がって報道するのは、面白がって見る人がいるからだ。
死臭とか切断された頭部とか、実はみんなが大好きなんだな。
だからこそ、毎時ニュースのたびに不愉快な内容を垂れ流す。
人を殺すとか、死体を切断するとか、大好きなんだ。
だからこそ、昔から残酷な殺人や死体が歩き出すなどの小説や映画があるわけで。
私たちは大なり小なりそういう残忍な趣味趣向を持っているということ。
しかしながら、だからとホイホイと行動に移せるものではない。
理性がある。
そのキャップのはけ口として推理小説やホラー映画がある。
アメリカの銃乱射事件にしても今回の座間市の事件にしても
フィクションとリアルの区別がつかなくなった、一種の脳の障害が原因なんだろうね。
私は動物を殺したり人を傷つけたりすることに快感を得る趣向はないが
ストレスが貯まってくると、現実逃避するために
推理小説を読んだり、ホラー映画を観る。
推理小説では横溝正史がダントツ。
死体をあえて目立たせることで猟奇殺人を際立たせる。
映画ではハンニバルレクターシリーズだろうな。
死体をオブジェとしたり食べたりする猟奇は群を抜いている。
アンソニー・ホプキンスはレクター博士役が当たり役になりすぎて
他の仕事ができないと、レクター博士役をやらないことを名言。
TVドラマで有料放送で一度だけオンエアされた若き日のハンニバルも
多分二度と放送しないのではないかと思われるくらいエグい。
ゾンビ物や13日金曜日物を怖い映画だと思っている人が多いが
本当に怖いのはハンニバルシリーズであることを声を大にして言いたい。
これをじっくり見ることで、殺人事件の犯人となるのを助けられる人が多いのではないか。
この手の映画を犯罪の温床となるなんていうアホは何もわかっちゃいない。