ザ・ビートルズ-ホワイトアルバム

久しぶりにホワイトアルバムを聴くことにした。
70年代後半にビートルズ初心者だった私はベスト盤と間違えて(??)
白いジャケットの2枚組を購入した。
赤、青ときて今度は白だった。
ところがそれはベスト盤では無かった。
中学生ぐらいだった私はこのアルバムの良さが理解できなかった。
次々にあふれるように曲が飛び出してくる。
シングルカットできそうもないような簡単なフレーズの曲ばかり。
ハミングやシャウトなど自由すぎる。
が、歳を重ねるほどにホワイトアルバムの価値がわかってくる。
この後の名作アビーロード、解散後の活躍に続く流れである。
当時の彼らは才能がありすぎて、次々に浮かぶフレーズや曲想にレコーディングが追いつけないでいる。
そんな想像をしてしまう。特にDISK2ではその傾向が顕著である。
ビートルズ終盤の頃はポールとジョンとの確執などダーティな話も多かったが
アルバムの曲はカラッとした明るい曲、綺麗なメロディラインが多い。
ビートルズに出会えてよかった。