ミーコ、スターウォーズ〜銀河系ファンクの世界


ミーコは、プロデューサー&アレンジャーであるミーコ・モナルドを中心とする
アメリカのスタジオ・ミュージシャン集団。
77年に映画のテーマ曲をディスコ・アレンジした「スター・ウォーズのテーマ」が全米No.1を記録。
以降映画音楽とディスコ・サウンドをミックスした作品を次々とリリースし、
ディスコ・ミュージック界に独自のジャンルを確立した。
http://kore.mitene.or.jp/~jamboree/meco.html
スターウォーズが日本でも公開されたとき、ジョン・ウィリアムズの音楽も話題になった。
あの印象的なフレーズは今でもスタンダードであり多くのアレンジが流通している。
しかしながら77年当時、全米No.1を記録したこのアルバムは衝撃だった。
アメリカでのもう一つのトレンドのディスコ音楽も吸収してしまったわけで。
もう一つのポイントはこのアルバムの完成度である。
スターウォーズのオリジナルサウンドトラックの全ての曲を組み込んでいる。
基本的には16ビートのディスコ音楽なのだが、ギターセクションはロックテイスト。
ホーンセクションは当時人気のシカゴを彷彿とさせる。
こうした当時のテイストを盛り込んできっちりしたアレンジと演奏でスターウォーズである。
私がこの頃もっともよく聞いた音楽である。
ところがである。
その後、このアルバムやミーコの評価は今ひとつ。
最近、このアルバムを30年ぶりに購入して聞いた。
やっぱりいいよ。
評価が低いことを反映してか日本盤のCDはなく輸入盤の購入だった。
また、ミーコのその後の作品はCD化されていないようで、アマゾンでは購入不可。
全米No.1を記録しているのである。
もう少し評価されてもいいのではないか。
それの原因の一つがこの日本語タイトルである。
実は原題もStar Wars and Other Galactic Funk ということで
日本語訳より原題のセンスが今ひとつとも言えるか。