急に涼しくなると

最近ようやく涼しくなった。
ニュースでは25度以上の夏日が都心で150日超え、近畿や九州では160日超えだそうで1年の半分近くが夏日という国になった。
猛暑は確かに人を殺すパワーがあるが、実は涼しくなり寒くなるという晩秋に死ぬ人が多い。テレビを見ていてもまだ70代の有名人の訃報がこのところ毎日のように。85歳以上ならまあ寿命だな、90以上なら大往生というふうにも思えるが70代はちょっと早い。
先日我が家にも届いた年金の書類にも男は65で年金をもらい始めてから19年間で死ぬという計算式が。それが年金支給から10年ちょっとで死んでしまうのもなんとも。
ちなみに私の祖父母叔父叔母の葬儀はほとんど11月だ。最後の一葉という曲があったが、秋はそういう季節でもある。

私は今日がんの検査、CTやエコーなどいくつかの検査を受けて1万5千円も取られた。夏に胃カメラをやっているので2万5千円が私の維持費である。(薬代は別料金)
さらに維持費が私の趣味のもの。パソコン関係は趣味を超えて生活費に近いのだが、先日、マウスのクリックが不自然になった。キーボードとマウスは消耗品、私は一度に2つずつ購入、使いやすいものをすぐに取り替えられるようにしている。同じ品番なんだけど古いマウスと新品ではやはりクリックの感触が違う。慣れるのに時間が必要だ。
さらに趣味の一つであるカメラ。昨夜、彗星を撮影しようとカメラを空に向けるとどうもおかしい。電源は入るのだけどシャッターが下りない。レンズを交換しても変わらないことからカメラ本体の不具合と思ってあさイチで「カメラの○○」へ。店内のカメラやレンズをだして調べてくれた。そして意外な診断。「カメラではなくレンズが壊れている。」
「えっ、レンズを変えて試してみたけど」と自宅に戻りもう一つのレンズを持って再びお店へ。実は我が家に戻ったとき、さらに別のレンズをつけるとちゃんと動いた。
さて読者の皆さんは、誰が犯人か、つまりこのミステリーの答えはわかっただろうか。
なんと私の所有する2本のレンズがほぼ同時に電気系が壊れた、が答え。一度にレンズ2本が故障するなどまあめったにないことだな。
カメラレンズの分解修理は最低3万円、標準レンズは中古でその程度なので、燃えないゴミに。望遠レンズは中古でも10万円以上なので修理したほうがいいと進言されてそうすることに。
晩秋はいろいろなものが力尽きる頃なのである。