氷の世界

人にはそれぞれ心に響く音楽がある。
それは自分だけの琴線に触れるマニアックな音楽もあれば
その時代に生きた人ならみんな納得できるものもある。
だれも同調できない話をここで書いてもしかたがない。
というわけで、今日仕事でぐったり疲れて帰宅してチョイスしたのは
井上陽水の氷の世界。
1年から2年に一度はじっくり聴きたくなる。
70年代最大のヒットアルバムと言っても過言ではない。
初期の井上陽水の才能が炸裂したアルバム。
さらに付け加えれば忌野清志郎が関わっている。これが良い。
そしてこれから20年間は多くのアーティストに影響を与えたアルバムである。
私はビートルズアビーロード
そして、同時期発売のポールのバンド・オン・ザ・ランと同等と思っている。
じっくりオリジナルのCDで聴くのも悪くないのだが
2014年収録の氷の世界ライブをチョイスした。
有料放送で一回限りオンエアの貴重映像である。
40周年記念ということで、オリジナルに忠実な演奏が泣かせる。
50歳以下の人にはわからないだろうけど、すごくいいのである。
もう1つ
70年代のこの時期、私は小学生だった。
この時期昭和一桁の父親は私が天地真理をみたいのに懐メロ番組を見ていた。
東海林太郎などを仕方なく見た記憶がある。
70年代の40年前は30年代。
昭和初期、70年代当時の小学生の私にとってとんでもない昔だ。
今時「氷の世界」などと書いたところで、50歳以下の人はわからない昔のネタだろうな。
歳をとったものである。