若い人は閲覧注意、というか、読んでも面白く無い。
昨日、井上陽水の話から昭和に思いを馳せていた。
本当は1960年代が面白いのだが、私の世代ではない。
私は70年代後半を楽しんだ世代である。
70年代後半の最初のトピックが『吉田拓郎・かぐや姫 コンサート インつま恋』
吉田拓郎、かぐや姫が1975年(昭和50年)の8月2日3日の2日間に渡って行った
静岡県掛川市・つま恋多目的広場での野外オールナイトライブコンサート。“元祖夏フェス”
当時はどちらかと言えば、解散後のビートルズやピンクフロイドなどの
ブリティッシュ・ロックに傾倒していた私に衝撃を与えた。
まだ、子供だった私は現地にいくはずもなく、ラジオで聞いての衝撃だった。
拓郎の魂の叫びを聞いたのだった。
昭和45年から55年までが1970年代である。
45年当時は高度経済成長期、日本万博など輝かしい時代。
ビートルズの解散の年でもあった。
47年からオイルショック、田中角栄の事件など高度経済成長期のつけを払う時代になった。
そして、終盤は1976年から1978年にかけて再び円高へ進行、円高不況。
1978年には1ドル=200円を切る状態となった。
若者たちはニュースを見ても未来の夢を描きにくくなっていた。
この時期の明るいニュースといえば王貞治くらいか。
それを、払しょくするかのように
77年前後、ハリウッドではルーカススピルバーグという才能が開花した。
スターウォーズに熱狂した。ジョン・ウィリアムズの音楽も忘れてはならない。
また、同時期フィーバー現象、16ビートが世の中を席巻した。
政治経済以外、エンタメの世界はすごいことになっていた。
もう一つ
ずいぶん前のことだが、事務官が研究室に来て「備品検査」という。
探しているのは昭和51年に購入した『8ミリ映写機』というのだ。
みんな数年ごとに転勤する職種ゆえ、購入当時、もしくは使用していた当時を知るものはいない。
いたとしてもとっくに退職、存命しているかも怪しいくらいだ。
茶色く変色した備品の書類を見ながら昭和を追い求める事務官も大変である。
俗にいう『お役所仕事』なんだけどね。