ニュースはどのチャンネルも似たようなネタばかり。
年度末で忙しかった週末、テレビで癒やすことはできそうもない。
ハイレゾ再生用PCでチョイスしたのは吉田拓郎ベスト。
イメージの詩や旅の宿を聞いてジーンとしていた。
吉田拓郎は神様である。
結婚しようよや旅の宿のヒットの頃は私は小学生。
天地真理や南沙織に夢中だった。
土曜日のドリフに夢中だった。
そんな私に吉田拓郎を教えてくれたのは長野にいた5歳年上のイトコ。
小学生と高校生、はるか大人に見えた。
そんなイトコがボロっちいレコードプレーヤーで拓郎を聞かせてくれた。
全然良いとは思わなかったけど、私の拓郎に入り口だった。
次に拓郎に接するのはつま恋ライブ。
FMで放送したのをテープに録音して擦り切れるまで聞いた。
かぐや姫再結成が話題になった伝説のライブだが、このときの吉田拓郎のシャウトはすごかった。
このへんが私をフォークに引き込んだ。
百恵ちゃんやキャンディーズから拓郎陽水へシフトした時期。
次に接するのは大学生になってから。
遅まきながらギターを同級生に習い始めた。
その課題曲が「絞ったばかりの夕日の赤が」の落陽だった。
18歳になって改めて吉田拓郎にふれると彼の偉大さがひしひしと伝わってきた。
ああ青春、ひらひらなど彼の詩の世界にもハマっていった。
一昨年だったか吉田拓郎ベストを購入。
聞いてみるとライブ音源のベストだった。
当然70年代80年代の音源なので音は今ひとつ、なんだけど、吉田拓郎の姿が見えるようで悪くない。
実際、アマゾンの評価も高い。
とにかく、吉田拓郎は神様なのである。