今日の無駄遣いヘッドハンターズ、ハービー・ハンコック

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1973年発売、ジャズの金字塔的アルバム。
思わずアマゾンで購入した。
名前は知らなくても最初のフレーズを聞けば「ああ、あれか」と言われるだろう。
70年代、ちょっとませてきた中学生時代に初めて聞いた時は度肝を抜かれた。
それまでのモダンジャズとは一線を画する、全く新しいサウンドだった。
当時、同様に新しいサウンドを作っていたデオダートやボブ・ジェームスといったキーボード奏者に
いがぐりあたまの中学生の私は傾倒していったのだった。
この後、日本ではナベサダこと渡辺貞夫がTVCMで話題となり
ジャズが一般化していったわけで。
当時、ジャズだかロックだかイージーリスニングだかという音楽を『クロスオーバー』と言っていた。
70年に解散したビートルズがロックとポップスを取っ払っていた。
69年にキューブリック監督が2001でクラシックとSF映像を融合させ
77年にルーカスがスターウォーズでそれを具現化した。
同時期にビージーズがブラックミュージックとポップスの垣根を取っ払いMJにつなげている。
70年代は全ての音楽にとって新しい時代の始まりだったと言える。
ちなみに73年といえば天地真理、77年といえばピンクレディーの全盛期だね。
話がそれた。
早速、我が家のオーディオ機器で再生してみる。
99年にSACD、2000年代にリマスター盤、08年にBlu-spec CDが
発売されて音質はリフレッシュされているそうで。
今回は最新版のBlu-spec CDである。
実際に聞いてみると確かにノイズのないクリアな音である。
ちょっとナローレンジなのは原盤の世代によるものか。
今日も缶チューハイを飲みながらちょっとだけ昭和をさまよっている。