千葉で熱中症人体実験

週末に千葉マリンスタジアム熱中症実験が行われた。

35度以上の炎天下で日陰がない状況で人が密集している。日射以外に人の出す熱と水蒸気で熱中症指数は最大限の数値になるはずだが、果たして。
結果は具合が悪くなった人が100人、救急搬送は1人という結果だった。
すべての悪条件を網羅した実験だったが救急搬送は1人、もちろん死亡者0。早い話が何でもなかったということ。いろいろなコメントで「運営側の努力」というのがあった。台風などの気象災害とちょっと違ってただ暑いだけである。運営がうまく対処すればこんな感じになる。
前にもここで書いたが、甲子園、だけでなくそこまでの地方予選の数々の試合でもバタバタ倒れたというニュースは聞かない。人間は案外強いのである。
逆に弱いのは老人(私も仲間に入る)、さらに訳の分からない学校の運動会の練習など。一人が「暑くて具合が悪い」と言うと、「私も、私も」とお友達が同調する熱中症事件。実際全員が軽症というのがニュースのオチである。そもそも全員が軽症の話を全国ニュースで流すのが間違い。同調するやつが出てくるだけ。
さらに水分補給を勘違いして、小学生ぐらいの子供がスポーツ飲料をがぶ飲みしている。昭和の時代のコーラをがぶ飲みするのに等しい。待っているのは肥満と成人病である。熱中症になったのなら間違いではないが、予防としてあんな甘いものをがぶ飲みすれば体の水分の循環系統がぶっ壊れてしまうだろう。

と、子どもたちの未来を考えると悪い話だが、実は日本の未来を考えると悪い話ではない。子供の頃から甘いものと油の多いものを食べ放題、ろくに運動もせずゲームに溺れて脳までぶよぶよした大人になる。当然長生きするわけもなく70歳ぐらいで死ぬ。つまり年金を受け取ることなく死ぬ人が増えるということだ。これは少子高齢化の日本にとってはいいことなんだろうね。政府は積極的に子供を作ることを奨励し、できた子供はしつけも食べ物も甘やかしている。何か悪いことがあれば、学校や先生のせいだと親子でわめく。学校では早くネット中毒になってもらおうと小学生にPCを配っている。何割かは定職につかず、結婚もしないで税金を貪って死んでいくのだが、中間層も適度に稼いで税金や保険料を払って年金をもらわずに死んでいく。実は今の子育て環境は国にとってはいい方向なのかもしれない。