今日の神頼み


写真は小さな池の中央に鎮座する弁財天、実はただの池ではなく水源。調べてみるとこの台地の2km四方にいくつかの水源が集まっている。それぞれがちがう向きに流れていきそれぞれの水系を作る。台地の中央部分を分水嶺と呼ばれる。今となっては住宅地、もともと水量の少ない小川だったため大雨が降るとすぐに危険水位に達してしまう。それぞれの水系の行政が洪水防止策を取ったため平成中期以降溢れたという話は聞かなくなった。

台地のへりを利用した神社。縄文ぐらいまでは海岸線だったと思われる。台地の縁沿いに「貝塚」という地名や遺跡が多い。鎌倉時代までは江戸周辺は湿地帯だったと言われている。

先ほどTBSで温暖化についてやっていた。たいていは気温がとか大雨がとかなんだけど今回は人間の意識の問題。特に日本人は温暖化に対する意識が先進国でも低いと言う。昨日は日本のリサイクル率が低いというネタ。小学校でもごみの分別をすれば環境に良いと教える。でかいビルを作るのも再開発をするのもおしゃれなお店を作るのもスーパーで300円で買えるものをコンビニで500円で買う、おしゃれなお店で1000円で買うことを美徳とする風習を変えようとしない。基本には日本は資源が少ないのに人が多い、だから経済を回さないと生きていけない、がある。別に日本だけではないが敗戦国になってからは経済一辺倒になった。国や生活が豊かになるに従って公害やごみ問題が。こちらも多額のお金をかけて解決しようとした。ところがお金をかけて究極のエネルギーと位置づけていた原発が2011年にだめになって、火力発電にシフト、LPGなどの輸入を拡大して貿易収支も赤字になった。それでも再開発ありきで都内には巨大ビルをバンバン建築、すべての部屋に電灯とPCとエアコンが。
神様は決して見過ごさない。日本に定期的に気象災害と地震災害を与えるのである。