市中感染

大阪京都で海外渡航歴、接触歴のないオミクロンが見つかったとニュースになっている。

まず、政府の対応。
当初、入国を完全に否定したのだけどどこからか批判されて帰国者は条件付きでOKになった。前政権でも「徹底的に」という措置がとれずウイルスを蔓延させてしまった経緯がある。今回は早期にガッツリ対処したと思いきや、結局帰国者を入れてしまい数千人のホテル軟禁、さらに外に出てしまっている。ほんの数週間、鎖国をしていれば違う結果になったのでは、と思うのである。

オミクロンの感染力
そもそもコロナウイルスは肺炎を起こす。したがって多くの命を奪ったわけだが、オミクロンは軽症例が多いという。反面、感染力が数倍強い。理由をみると感染増殖が上気道、喉や鼻腔で増殖するパターンだそうで肺炎を起こす前にセキなどで感染を広げてしまうそうだ。空気感染ではないがそれに近い感染力、飛行機内でも感染した理由がそこにある。

感染者の行動歴ではなく行動パターン
先日の感染者が発症後に解熱剤を飲んでサーカー観戦に行ったというのは有名な話。そもそも感染しやすいやつはチョロチョロ動き回る。今日は○○、明日は○○、と予定がいっぱいになることが至福の時間なのである。飲み屋の感染も似たようなもの。酒が飲みたいのではなく寂しがり屋、でも酒がないと仲間と話もできない連中だ。そもそもこの時期にアフリカやアメリカから帰国したいというのだからウロチョロ癖丸出し。そんな人達と濃厚接触する人たちも同じ穴ということかな。そういう行動癖のパターンを報道するのもマスコミや保健所の仕事だと思うのだが。

市中感染で爆発??
日本のすごいところは緊急事態宣言がなくなっても基本的な生活パターンを変えなかったこと。どこに入るにもアルコールが置いてあるしマスク無しで外出は不可能だ。これが流行り風邪より低い感染率を維持している。残念ながら上記のアホのせいでオミクロンがそれなりに感染拡大することが予測されるが、感染者の上限は外国より抑えられて入院できないという事態も限定的だと思われる。しかしながら、経済的な打撃はそれなりだろうな。
100年前のスペイン風邪は数千万人の犠牲の上に3年で集団免疫を獲得して終息したとある。さてコロナの3年目はどうなるだろうか。