都庁版「サマータイム」導入

いつもこの手の記事を見て思うのだが
今回の節電の意図と方法論とに乖離が見られる。
そもそも総量と瞬間量との違いだと言える。
東電は例の事故や震災で能力が落ちている。
この能力は瞬間量である。
発電機から部屋の蛍光灯までリアルタイムなのである。
この瞬間的な需要が集中するのが昼間の11時から15時の間。
ここで使用量が能力を超えたとき停電するわけだ。
つまり、帰宅して夜に蛍光灯を多少消したくらいではなんの対策にならない。
会社を休んで家で寝ているにしてもエアコンをつけたところでアウトである。
これでサマータイムがいかに愚策かわかるだろうか。
総量でいくら節電してもあまり意味が無いのだ。
結局、昼間の需要時間に活動しているわけで。
操業を深夜や休日にする工場は合理的に節電しているわけだ。
その点都庁はさすが公務員、合理的な論拠なく、
数字を合わせるだけの総量で節電すると言い張る文系役人である。