京急の節電

何度もここで書いているのだが、鉄道というのは基本的に省エネの乗り物だ。
鉄の線路で大量の物資や人を高速で運ぶ。
また、鉄の線路に鉄の車輪ということは猛烈に摩擦抵抗が少ない。
自動車が高速道路を走る時、アクセルをずっと踏み続けているのに対して
鉄道は動力を切って惰性で走っている時間が長い。
なめらかな面を転がる金属球のごとしである。
それなのに、電力のみで運行されるために電気を大量に消費していると誤解されている。
効率からすれば家庭用の扇風機程度である。
それでも企業努力も問われているので、節電をするのはしかたがない。
先日、京急羽田空港から利用した。
羽田空港からしばらくは地下区間を走るが蒲田の手前から地上に出る。
すると、いきなり車内の蛍光灯がすべて消された。
昼間ではあったが天候は曇り。かなり暗くなる。
京急に慣れている客は知らん顔だが、羽田空港利用の旅行客はざわざわとなる。
品川から再び地下区間にになると再び点灯した。
しかしである。
押上から京成線にはいり地上に出ても蛍光灯はついたままであった。
京急恐るべし。
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