仙台七夕 特急ひばり臨時運転

新幹線は昭和30年代には開業してしまって東海道からは特急が消えてしまった。
厳密に言えば昼間の電車特急ということだが。
ところが、それ以外の路線では特急は花盛り。
急行を減らして特急を増やすという愚策にマニアは怒ったものだった。
線路がちゃんとしていないと急行も特急もたいして時間が変わらないのである。
我が家は貧乏だったので長野の祖父母の家に行くにも『妙高』『信州』の急行を愛用した。
さて、特急が特急らしく走っていたのは東北本線である。
こちらは線路の形状よろしくスピードが稼げた。
その花形が『ひばり』であった。
上野仙台間の表定速度は86km/h。
需要も多く一日15本ぐらい運行していた記憶がある。
さらに盛岡方面には「はつかり」「やまびこ」もあって仙台以北はさらに直線が多いことから
在来線ではトップの表定速度だったと記憶している。
特急が特急らしく走っていた。
それでも上野仙台間は4時間ちょっとかかった。
今回のイベントでは5時間以上かかるとのこと。
復活という割にはちょっと寂しい気もする。
それでも485系のモーターのうなりを聞く最後のチャンスかも知れないな。
交直の変換の時電気は消えるのかな。