北総鉄道5%値下げに地元不満


もう一つ、読売新聞地方面より鉄道ネタ。
森田知事は5日、来年夏頃までに予定される成田新高速鉄道の開業に合わせ、
運賃を約5%値下げすると発表した。
また、通学定期も割引率を上げたそうだ。
千葉県民は高額な私鉄新線に困惑している。
一つが成田に向かう北総鉄道、もう一つが八千代に向かう東葉高速
どちらも京成都営地下鉄直通、地下鉄東西線直通と都心へのアクセスはすこぶる良い。
ところが建設時のコストが運賃に乗っかっているためとにかく高い。
併走する京成の2倍の運賃である。
初乗り200円、15分も乗ると600円ぐらいとられる。
まして田園風景広がる郊外(田舎)の鉄道だけに不満は高まる。
おまけに都心へ向かうのに京成線に入ると京成の初乗り料金がかかり
押上からは都営地下鉄の初乗り料金、羽田へ向かうには泉岳寺から京浜急行の初乗り。
相互乗り入れの割引が数年前に始まって少し安くなったが
松戸市内から羽田まで当初1500円もかかった。5駅先の京成高砂からだと800円である。
この猛烈な格差に北総線しか交通手段のない千葉ニュータウン周辺の住民はずっと苦しんでいる。
ようやく今頃になって補助を前提に値下げが発表。200円が190円になるそうだ。
なんとも住民をバカにした値下げだなあ。
2倍だったものが1.9倍になってもほとんど実感は無いよなあ。