昨日の月


関東地方の昨夜の月の出は19時15分頃。
我が家からも30分には見られるようになった。
まだオレンジ色の低い高度の月に近づく光が。
成田ディパーチャーが月の前でターンをしてくれた。
距離は40キロ程度。
昼間は暑かったがこの時間になるとかなり涼しい。
ジャンパーを着込んでしばらく待つことに。
今度は羽田アプローチとかぶる高度になる。
1機だけギリギリ被ってくれた。
もう少し粘って、成田ディパーチャーを狙おうかと寒空の中待つ。
ところが、地平線に光の点が全く見えない。
パソコンでレーダーを見てみると。

そりゃあないよ。
離発着していないどころか、空域に飛んでいる機体もない。
詳しい友人にきくと、これで通常なのだそうだ。
てっきり事故かなんかで滑走路閉鎖かと思ってしまった。

トヨタクラウン2.0ターボ試乗

そう言えば、試乗したいと思って随分時間が経った。
今日はハイラックスの試乗のついでに乗ることができた。
個人的にクラウンというのが気に入らない。
そもそも乗り心地が良すぎるクルマで素のエンジンの素性がわかりにくい。
ハリアーに最初に載せられたもので、スポーツエンジンでもないようだ。
どちらかと言えばマイナスイメージが先行している。
最新のダウンサイジングターボだけあって、低速からのトルクの盛り上がりはすごい。
3.5V6は低速から中速にかけてはリニアなトルクを感じるが
このターボエンジンは2000回転ぐらいからガツーンとトルクが膨らむ。
ある意味ターボらしいのだけど、低回転でのもたつきがないのが今風か。
トップエンドまで試せるような一般道はないので
このエンジンのお得意な中間加速を楽しむことに。
なれてくると、ターボの効くタイミングでのトルクのでかたがリニアではないな。
スバルのEJ20のようなギクシャク感が少し強めに感じられた。
クラウンやハリアーに乗るような人はそのへんはあまりこだわらないだろう。
2トン近い高級なクルマをガンガン加速させることはない。
流れに乗って静かにアクセルを踏むぶんにはウルトラスムーズな加速をする。
1.5トン以下のCセグメントのクルマに載せて試したいな。
トヨタではCHR当たりがいいかもね。
ライバルのゴルフGTIやアウディA4などの2.0ターボと比べると
今ひとつな感じである。

新型トヨタハイラックス試乗


13年ぶりの復活ハイラックストラック。
私が80年代90年代に乗っていたのは4ナンバーだったが
今回は1ナンバー、それどころか国内乗用車のどれよりもでかい。
ようやく市内の店舗に1台試乗車が登録されたとのことで
馴染みの営業マンとその店舗まで出かけた。
早速ご対面、クロなのでそれほど大きくは感じないが。
一般的な5mの駐車スペースでは鼻が飛び出してしまうのはここでもわかる。
早速試乗。
2トンを超える重量があり、身軽な感じはまるで無い。
回転半径も6mを軽く超えるが、80年代の板バネ時代のハイラックスもこんなものだったかな。
国道に出ると2.4ディーゼルは意外にも軽やかに加速する。
とりあえずかったるい雰囲気はなくて良かった。
右折車線にはいるのだけど最近小さい車しか乗っていないもので車線が狭く感じる。
狭い道路を走ってみる。なれないと大きさを感じるが
四隅の見切りがとても良くて、ギリギリまで寄せやすい。
これは私がクロカン四駆に何台か乗っていたこともあるのだろうが。
営業所に戻ってから、数回車庫入れの練習をした。
ナビのバックモニターは見ないで目視で練習。
それほど苦痛はないね。
プラドやFJの方が余程バックしにくかった。
試乗を終えて営業マンとクルマの周りを見てみる。
車体が大きいのはおいといて、ドアも一回り大きい感じ。
さらに荷台に回ってフラップをおろしてみて驚く。異常に重い。
90度の開け閉めにこんなに力がいるのか。
さらにボンネットを開けてみる。
これまた異常に重い。ダンパーもなくでかい鉄板を持ち上げる感じ。
車高があるので160センチ以下の人には不可能かも。
何もかもがビッグサイズ、気に入った。

日産、無資格検査事件

無免許運転は良くない。
そんなことは誰でもわかっている。
じゃあ免許を持っていればいいのか。
というのが最近の年寄りの暴走事故なわけで。
本来は資格というのはスキルの保証をするものなんだけどね。
今となっては運転免許だけでなく、薬剤師や教員や建築の資格にも更新制度がある。
本来は資格を有するのに適しているかという話なんだけど。
これまた、業界と癒着した有名無実化しているものも少なくない。
更新に様々なもっともらしい負荷をかけて、その分のおカネを稼ごうとするもの。
実務を続けていれば問題ないような資格にも更新が義務付けられる。
今回の日産の問題は一石を投じることとなる。
新車の最終点検などシステム化されているわけで
誰がやったかで差が出るものではない。
今時職人気質の仕事ではないのである。
資格がない人が検査したのは無効というのは制度の問題でクルマの安全性とは乖離している。
クルマの安全性が担保されているとすれば、この事件の本質はどこにあるのか。
100万台以上がリコールというが、リコールしたクルマは何をすればいいのか。
不正をした日産には相応のペナルティはあってしかるべきだが事件の本質は見えてこない。

残業

私の職種は研究職専門職になるためか、残業制度がない。
いくら働いても100%サービス残業
多くの同僚が遅くまで頑張って仕事している。
私は定時で帰ることが多いが。
最近になって広告代理店や宅配ドライバーの超過勤務が話題、問題となり
改善が進んでいるという。
身体を壊すような残業が許されるわけもないという前提で読んで欲しい。
私が18の時、大手デパートのお中元のバイトをした。
23歳のベテランのバイトがチーフとしてバイトを仕切っていた。
お中元商戦最盛期の日曜日、朝礼にチーフがいない。
寝坊したという連絡があったとか。
ところが朝礼の終わる頃には入ってきた。
「あれっ、連絡の話じゃ1時間ぐらい遅れるんじゃなかったの?」と聞くと
「チーフが遅れたんじゃ示しがつかないだろ、タクシーを使ったよ」という。
話では1日分のバイト代と交通費を使ったという。
私はこの時にバイトでもなんでも仕事をするということはそういうことだと教わった。
その後の私の仕事人生に生かされていないのは残念だが。
広告代理店でプロジェクトを時間通りに遂行する、
宅配がその日のうちにお客に荷物を届けるというのは大切なお仕事。
これは時間給でどうこうではなく使命、やりがいなんだな。
そのやりがいの中には出世欲も含まれるだろう。
興味もやりがいもない仕事をいやいや続けることはただの苦痛だな。
そんな仕事を選んではいけないのだ。
そのために、中学でも高校でも大学でも時間をかけて進路指導をするのだけど
多くの人が自分の偏差値と会社や大学の名前で行き先を選んでしまう。
親も仕事の内容などそっちのけで、会社の名前と給料の金額で喜ぶだけだ。
それで電通事件は起きた。
もし、広告代理店が残業を大幅にセーブすれば業績は下降する。
体調管理には悪い話ではないが、やる気やりがいのある社員には不満だろう。
宅配に関してはすでに値上げなどの弊害が出ている。
教育機関では部活動の時間が大幅に制限されて、世界に通用する有能な運動選手は
ますます育たなくなるだろうな。
過労死はダメだけど、40代前半まではちょっとしんどいぐらいまで頑張ることで
会社や社会に貢献して自分のスキルを上げていくのではないだろうか。
家族のために、だから仕事はやめられない、というおじさんは多い。
家族を養うのが仕事、結局仕事にもやりがいがなければやってられない。
自分の会社選びの失敗を家族のせいにするのはちょっとずるい。
本人にとっては切実な問題なんだけどね。
日本人は働きすぎだ、とよく言われるが、よくよく考えれば悪い話ではない。
思いっきり働ける環境のほうが実は優先されるべき課題。
客のクレームと上司の評価ばかり気にしている管理職の下では思いっきり働けないよなあ。
昭和の頃、私が20代、ダメダメの会社員でいつも失敗ばかり。
直属の上司が「私はあんたたちのためにいろいろな人に頭を下げるのが仕事だ」
と、酒を呑むたびにこぼしていたっけ。
おかげで失敗しながら少しは成長して、今でもなんとか仕事を続けている。
めぐり合わせも大切なんだなあ。
残業時間の長さだけで切り捨ててはいけないこともあるんだけどなあ。

自宅庭のデゴイチをあげます

自宅の庭に置いてある蒸気機関車(SL)の引き取り手を、千葉県白井市柏市職員、
山崎正夫さん(64)が探している。
SLファンだった亡き義父が41年前に約700万円で購入したが、
山崎さんにとっては「維持費がかかって大変」な存在。
運び出して庭を更地にする費用を出してくれるなら無料で手放すという。
というツッコミどころ満載のニュース。
ニュースコメントでも多くの人がツッコんでいた。
第一位
何と言っても「更地にする費用」である。
他人の土地の工事費用まで支出させられて「無料で」というのはなんとも。
第二位
ということを堂々と世間に公表したのが柏市職員という。
なんだか公務員がますますセコい人たちのように見られてしまう。
第三位
もともとの持ち主が義父と書かれている。
つまりが婿養子だ。
それも首都圏郊外にSLが置けるほどのお家のようである。
市役所で9時5時で仕事をして、カネの心配もない生活。
そんな苦労知らずの人間だからこその「更地にしろ」なんだろうな。
同率第三位
64歳柏市職員
企業でも公務員でも定年は60歳だが、65歳まで仕事を保証している。
悪い話ではないが、このおじいさんおばあさんのために
就職できない若者がその数だけいるわけで。
それもまさにその人達の子供の世代になる。
大半の60代は能力もあってやる気もある。
だけど一部の60代の人はこんな感じで無理して働かなくてもいい。
自宅にデゴイチが置けるような人は若者の就職のじゃまをしないで
農業や駐車場などでおカネを稼いで欲しい。
しかしである。
本人にしてみると大変な立場であることは私にもわかる。
自宅に120トンのデゴイチがあるのである。
クラシックカーなどを持っている人ならわかるが
置いとくだけでカネがかかるのである。
さらにデゴイチを勝手に解体クズ鉄にしたものならマニアに何を言われるかわからない。
ある日起きたら建物ごと消えていた、というのが理想なんだろうな。
義父の迷惑な遺産に翻弄されているのだな。
せめて鉄道に興味があれば救われたのだろうけど。

今日のニュース

なかなか興味深いニュースがネットで散見された。
茨城県日立市の県営アパートから早朝に出火して一家計6人が死亡、
というニュース。
家族で生き残った人が犯人だったという話。
ここまでは小説でもよくある話だが、驚いたのは
その生き残った父親一家を惨殺していたということ。
テロリストが自分に関係ない人を殺してしまうという感覚も理解できないが
小さな子どもを殺してしまうという感覚はテロリストでも理解できないだろう。
通り魔的な事件なら「頭がおかしい」となるのだけど
家族となると「頭がおかしい」では片付けられない。
邪気がとり憑いたなどとオカルト的な何かがなければ
幼い子供を殺すなんてことは考えられない。
5人も殺したのだから、10年ぐらいゆっくり裁判してもらって死刑にしてあげる
のが、最善の方法だろうか。
愛媛県大洲市長浜町穂積で、電動車いすに乗っていた女性(87)がスズメバチ
約150カ所を多数のハチに長時間にわたり刺され翌日に死亡した。
というニュース。
驚いたのは事件の悲惨さではない。
遺族という人が「施設や救急の対応に問題がある」とコメントしたこと。
自分が施設や救急の立場だったら身を挺してハチに刺されたと言いたいのか。
そもそも年老いた老人の面倒を施設に丸投げしてよく言ったものだ。
死んだ老人を悪く言うつもりはないが
こういう死に方をするというのは何らかの運命。
遺族のコメントがそれを物語っている。
この遺族もろくな死に方をしないのではないか。
合理主義の私もたまに運命というものを信じることがある。

ラスベガス乱射事件

今日もこの悲惨な事件の続報が。
私が気になったのは犯人が何を使ったかである。
事件の映像を見ると、音は連射、フルオートである。
ここでいくつかポイントがある。
(ガンマニア以外の読者はここでさようなら)
アメリカではフルオートガンは販売が禁止されている。
つまり正規のルートでフルオートは購入できない。
しかしながら抜け道がある。
フルオート風に改造するキットが売っている。
バンプアファイア(Bump Fire)」あるいは「スライドファイア(Slide Fire)」
バンプストック」と呼ばれるもの。
ユーチューブで検索すれば見ることができる。
本来は手持ちでも可能だが、ある程度の精度と連射をさせたいのなら
銃を固定したほうがいいようで。
それで犯人は三脚(とテレビで言っていたが正確には銃座かな)を使った。
次に
昨日のニュースで使った銃が判明と。
ホテルの窓からコンサート会場まで400m以上。
お手軽なフルオートとしてはMP5などのサブマシンガンが映画でもよく出てくるが。
射程距離がこれでは足りない。
もしサブマシンガンを使うのなら、会場の中で撃つべき。
ということはある程度の射程がありフルオートとなれば
イスラム系のテロリストが好むAK47かM16/M4系になるだろう。
これらは1960年代にライフルとしてもマシンガンとしても使えるという
当時新世代の銃として開発、アサルトライフルという。
ゴルゴ13も使っていた。
アメリカがベトナムで正式銃として採用したときはM16といったが
コルトの開発段階での名前はAR15。
ニュースではAK47とAR15と言っていた。
AKは世界中で使われているが、それほど大きく形状や性能が変化はしていない。
派生としてAKMがある程度。
裏を返せば当時としてはとんでもない完成度だったということだな。
それに対してAR15はM16としてA1からA4まで進化。
XM177などのショートバレルのバージョンができて
80年代になるとM4として進化を続けることになる。
機関部はM16と変わらないように見える。
調べてみるとかなりの部品が互換性があるという。
つまり、AR15という表記はかなり無責任ということだな。
ニュースの写真を見る限りM4A1あたりかな。
この犯人は最近になって犯行を計画したそうであるから
手軽に入手できるのならAK47かM4ということだろう。
ニュースでは現地でAK47が8万円だそうだ。
ちなみに最近私が購入したM4のエアガンが3万円だった。
微妙な気持ちになる。

疲れたらユーミン

風が涼しいというより冷たくなった。
今日は管理職が私に1時間べったりくっついて仕事ぶりをみるという勤務評定。
私は仕方がないと覚悟しているが、お客さんはたまったものではない。
偉そうなおじさんが近くでじっと見ていてメモをとるわけで。
お客さんの迷惑など考えもせず勤務評価を優先させるところがなんとも。
どの業界も似たようなものなんだろうけどね。(笑)
すっかり疲れたところに更に通常業務、さらにどうでもいい内容の研修会。
という盛りだくさんの内容でようやく退勤時間。
残務はすべて明日へ後回ししてとっとと帰宅する。
今日は中秋の名月
退勤する時に東の空にぼんやり月が見えていた。
国道は混んでいたがかなりのスピードで帰宅。
カメラを持って屋上に上がってがっかり、東の空は雲。
19時を過ぎても月は見えない。
今日は特に怒られたり失敗は無かったが、いいことも何もない。
こういう境遇に我慢をすることがお給料をもらうということだ。
それでも心身ともに疲れ果てた。
テレビを消してオーディオをつける。
今日はユーミン
荒井時代の曲を何曲か、松任谷の時代はバブル前期の80年代後半の全盛期の曲を。
缶チューハイはキリンビターズで。
もう1つ。
料理上手な嫁さんはいろいろな料理を作り置きしてくれる。
共稼ぎだから同じおかずを3日というのは珍しいことではない。
今週は近所から頂いたカブや安かった水菜やほうれん草で。
カブの茎を使ってきのこと炒め物、水菜は湯通ししてからツナとドレッシングで、
ほうれん草は茹でたものにシラスなどであえ物に。
全部美味しい、おつまみにもなる。
しかしである。
嫁さんには文句など言えないがちょっとだけ。
これらは全て歯の隙間に挟まるのである。
歳を取ると歯の隙間も増えるようでちょっとした食べ物もよくはさまる。
美味しいのだけど食べるたびに歯ブラシが必要になる。
料理が悪いのではなく、加齢が悪いのである。