富士山とローソンと鎌倉


オーバーツーリズムのニュースでこれでもかと取り上げられるのが、富士山とローソンのネタ。
黒い幕を張るとか言っているが、そしたら道路に出て撮影になるだろう。そしたらおせっかいな人が「他のローソンでも撮れる」とツイートしたそうでそちらにもアホが大挙しているという。
それは面白いと河口湖山中湖周辺で富士山とローソンが撮影できる場所をストリートビューで検索してみた。旅行に行けないので腹ごなしにちょうどいい。
バランスよく被りそうなところがいくつか出てきた。みなさんも探してみて旅行した気分になってください。

鎌倉のオーバーツーリズム対策で妙案が。というニュース。
市内に入るのに入場料徴収でもするのかと思いきや、なんと「歩いて長谷寺、大仏に行くように案内する」という、椅子から落ちそうになった。
どうやら江ノ電の混雑緩和が目的らしい。一企業の混雑問題を税金を使うというのはどうなんだろう、大義は地元住民の足となっている、というのだけど。
そして「歩く」である。多分有名大学出の優秀な職員が考え抜いた結果が「歩く」だったんだろうね。さらにこの方法はお金がほとんどかからない。ただ「歩け」というだけである。とは言っても言うだけじゃだめだとパンフレットを作ったと言う。多分光沢上質紙を購入して職員総出でカラープリンターの前に張り付いていたのか。それとも地元の印刷屋に頼んだか。仕方がないので職員が連休返上で鎌倉駅でせっかく作ったパンフレットを配ることになる。市役所のお仕事と言えばそうなんだけど、やっていることは小中生並だな。
そもそも鎌倉の騒ぎは昨日今日に始まったことではない。初詣から連休週末、今ではほぼ1年中混んでいる。観光収入がたくさんはいるからと金の亡者が何も考えずに知らん顔してきたことが原因なんだ。人がたくさん来て儲かればそれていいというものではない。
1970年代の手塚治虫の漫画でも復帰直後の沖縄で、大手が海岸を埋め立ててホテルを作るということで地元が反対、、、というストーリーがすでにあった。50年経っても海を埋め立てて滑走路を作るという話は続いている。(米軍だけでなく民間も作っている)
観光は本当に善なのか。