日産、無資格検査事件

無免許運転は良くない。
そんなことは誰でもわかっている。
じゃあ免許を持っていればいいのか。
というのが最近の年寄りの暴走事故なわけで。
本来は資格というのはスキルの保証をするものなんだけどね。
今となっては運転免許だけでなく、薬剤師や教員や建築の資格にも更新制度がある。
本来は資格を有するのに適しているかという話なんだけど。
これまた、業界と癒着した有名無実化しているものも少なくない。
更新に様々なもっともらしい負荷をかけて、その分のおカネを稼ごうとするもの。
実務を続けていれば問題ないような資格にも更新が義務付けられる。
今回の日産の問題は一石を投じることとなる。
新車の最終点検などシステム化されているわけで
誰がやったかで差が出るものではない。
今時職人気質の仕事ではないのである。
資格がない人が検査したのは無効というのは制度の問題でクルマの安全性とは乖離している。
クルマの安全性が担保されているとすれば、この事件の本質はどこにあるのか。
100万台以上がリコールというが、リコールしたクルマは何をすればいいのか。
不正をした日産には相応のペナルティはあってしかるべきだが事件の本質は見えてこない。