宮崎空港の誘導路で爆発 原因はアメリカ製500ポンド爆弾の不発弾と判明 2分前には近くを航空機が走行 MRT宮崎放送
というYahooニュース。
ついに日本でも航空へのテロ、と驚いた。が、不発弾ということ。
だからホッとしたのか、だから問題なのか。判断しづらい難しい問題である。
兎にも角にも「戦争の爪痕」という結論にはなる。戦争がいかに愚かなことか、80年経ってもまだこうして非戦闘員が迷惑を被るのである。あわや命の危険もあったわけで。戦争はいけないことなんだなあ。
先日のテレ東の自衛隊番組。第8回と書いてあった。まだまだいろいろあるのだね。
つい先日、古いレコーダーの中を整理していたら「1964東京五輪のブルーインパルス」というドキュメントを見ていた。ブルーインパルスが創設されて数年での大イベント。まあ、知る人ぞ知る有名な話なんだけど、ついついばっちり見てしまった。そしたらテレ東では「長野五輪のブルーインパルス」というドキュメントだった。
そんなことよりびっくりして見ていたのが海自の最新護衛艦、今流行りのステルス艦。海自もすでに持っていたか。知らなかったのはマニアとしては恥ずかしい。そのステルス性能やスタイルではなくもっと驚いたのが、掃海艇の能力も持つということ。やっとここで表題につながるのだが、最新鋭艦を持ってしてもまだ80年前の戦争の処理をしているということだ。
それでもなかなか戦争はなくならない。というのもロシアの経済に答えがある。なんとあれだけ戦争にお金も兵隊も注ぎ込んでいるのに経済成長しているのだそうだ。西側が進出したマクドナルドなどのチェーン店、西側が撤退したあと居抜きで新規企業が展開して軒並み儲かっているそうだ。さらに戦争で軍事産業はフル回転、雇用も増えて儲かっている。共産主義なものでいくらでも税金でお金は作れる。そのお金は兵隊の給料や軍事産業にまわして国は潤っているとか。もちろんどこかに猛烈な歪があるはずなんだけど。金の亡者は戦争をやめられないらしい。
ロシアだけではない、イスラエルもアフリカでもアジアでも軍事政権や内乱で大量の武器が流通しているそうだ。ヒトラーは経済のためと称して戦争への道を爆進、国民はそれを支持した。日本でも昭和恐慌と震災のあとに戦争へと国民を駆り立てた。
今NHKで「坂の上の雲」を放送している。明治になって日本が進むべき道は戦争しかなかった、というようなストーリーである。あまり大きくは取り上げられないが、1945年当時の日本でもアメリカでも帰還兵の怪我や病気、病気の中でもPTSDがどれだけたくさんいたか。それがどれだけ経済に負担をかけたか。私はもうリタイヤする年齢になったので戦争が起きても駆り出されることはないだろうが、多少生活が良くなると言われても戦争はすべきではないと考えている。