能登半島豪雨災害、不明の中学生

先程のニュースで能登半島豪雨災害で行方不明になっていた中学生が福井県沖の海上で発見されたという。
このあと解剖や身元確認があるそうだが着ていたジャージに名字があったとの情報もあり間違いないのではないか。家族の気持ちを考えるとなんとも。

今両親の介護で苦労をしている私が思うのは人の生死、神様や運命や怨念を改めて考えさせられている。
不明の中学生が数百km離れた海上で腐乱死体で見つかったというのは衝撃的だった。福井港から40km離れた海上で漁船が見つけたというのだからものすごい確率、つまり10代で突然の死を迎えた彼女の強い思い、怨念なのか。家族に返してあげようという神様の力なのか。

津波や豪雨の災害には共通点がある。それはその場所にいなければ死なないということ。近くに海がある、川がある、山があるということはそれだけ危険だということなんだろう。
私は聞いただけだが、山登りには沢登りと尾根上りがある。沢登りの方が楽だそうだ。それは水の侵食による緩やかな勾配だからであろう。ところが沢は雨が降ると危険な場所になる。尾根上りが安全なんだそうだ。
以前広島の豪雨災害の慰霊碑を見てきた。今は立派な砂防ダムがある。ダムがあるということは沢なんだ。多くの命を奪った豪雨災害だが被害に遭ったのは沢に住んでいた人。地形を考えることは大切なんだと改めて思った。