他山の石以て玉を攻むべし

台風の被害は甚大だった。
先程、ミヤネが長野の家が水没した被災者に
「今、何を望んでいるか」などと間抜けな質問をしていた。
家族の命以外の多くを失ってまだ1日経っていない被災者から
どんなコメントを引き出したいのか。
さて、あまりにも広範囲に災害が発生して多くの被災者を生んだ。
それを他山の石として、今後に役に立てたい。
その1 川の近く
私の両親は借家だったが伊勢湾台風で水害を経験したそうだ。
その両親がいつも言うのは、水の近くはダメ、である。
窓から海や湖や川が見える部屋というのは憧れるがそれはホテルでいい。
自分が住むには良くない。
その2 高台
土地を選ぶのに高台は良い。
新しい分譲地は『○○台』とか『○○ヶ丘』というのが多い。
近隣に川があるときは、せめてその堤防より高い土地がいい。
周囲が上り坂というのは嫌だね。
俗に言う『沢』とか『沼地』だ。
その3 居ても立っても居られない
死亡した事案で多いのが、自動車で移動中。
川の様子を見に自動車ででかけた、というのもあった。
大雪とか台風とかでやたらテンション上がる子供がいるが
大人になると命取りになるわけだ。
中には子供も道連れという事案もあった。
災害が予測される悪天候の日に出かけるというのは良くない。
すでに冠水などの災害が起こってから避難という年寄りも犠牲になってる。
とは言っても、風雨が強くならないと考えが及ばないことも多いが。
その4 爆買
台風前夜にカセットコンロやランプや電池がよく売れたそうだ。
カップラーメンもなくなったとか。
カセットコンロなど鍋物でよく使うものではないか。
台風前夜まで持っていなかったのか。
電池にしても家庭にストックが無いのか。
インスタント食品など我が家には期限切れ寸前のものが多数冷蔵庫の上にある。
台風前夜に買い出しに行く人は、どんな生活をしている人なのかね。
その5 断水
飲み食いでも衛生面でも水がないのは困る。
阪神淡路大震災の教訓もあった。
我が家では上水道として、深夜電力温水器に300L
屋上のソーラー温水器に200L
さらに飲用には使えない水として、雨水をタンクや水槽に400L
浴槽には洗濯用に100Lある。
停電は我慢でなんとかなるが、断水は衛生面で我慢では片付けられない。
集合住宅ではそう簡単にはいかないが、戸建てならいくらでも工夫できる。