月と猛暑と米といちょう


月は薄い雲がかかっていた。
午後南風が強くなった、暑さはこの2ヶ月変わらない。おまけに湿度が高い。

テレビやYahooニュースでは、米不足、米騒動は終息と書いてある。新米が出回り売り切れはだいぶ少なくなったとか。これは8月に私が予測したことがほぼ当たった。ところが大外れなのが価格である。やはり米不足解消と同時に価格が下落は甘かった。新米も古米も去年の5割高だそうだ。前回の記事のようにJAも業者もアホではないので米不足の高値を維持できるように新米を出荷していることがうかがえる。ただし、マスコミにのせられて馬鹿みたいにコメを買い急いだ人たちは当然買わない。つまり8月は例年の1.5倍売れた分の反動が来ている。さらに今のところ高値で並べられているからますます売れない。あともう一息で値崩れするのではないか。
ちなみに都内の安売り店では古米が5kg2200円という記事を昨日見た。早ければ来週末には7月以前の1800円ぐらいに戻るのではないか。全国的にとは言わないが。もう一つの可能性は前回ここで書いたように業者は1800円の古米をうまいこと釣り上げて2500円で売り尽くしたという考え方もある。とにかくすぐに売り切れだったからね。そして高値を新米に移行させたとすればJAと業者の大勝利である。

今日のニュースで驚いたのは、いちょうの木の枝が落ちて人が死亡したという。
木が倒れてクルマに乗っかる、というのはたまに見るが、枝が折れて落ちて人が死ぬというのはあまり聞かない話だ。テレビでみると公園の遊歩道の並木。落ちた枝もそこそこの太さと長さでまともに当たれば命に関わる。
このニュースを見て震え上がった役所関係者は多いだろう。公園も道路もこれでもかといろいろな樹木を植えている。今回の事故もよせばいいのに「7月に点検したばかり」と言うのである。点検したのに落ちたとなれば点検した人に責任問題が及ぶ。点検してなかったと本当のことをいったほうが潔かったか。映像を見ると古いとか枯れているとか腐っているという形跡が見えない。それでも自然に折れてしまうのか。死んだ人には可愛そうだがどうにもできない運命だったとしか。
それでも先日ビッグモーターの街路樹切断の事件があったばかり、神宮外苑の樹木の保護の事案もあったばかり。じゃあ、誰が責任を持って管理するというのか。我が家の近所の並木も根本に雑草が伸び放題。バイクではしを走っているととても危険に感じるのである。ちゃんと管理できないのなら並木や植え込みなど無い方がいい。実際はあんな樹木や植え込みの雑草取り、選定、殺虫剤などとんでもない予算を使っているのである。小中学校のボロい机やイスを買い替えるなどもっと役に立つ税金の使い方もあるのではないか。今回の事故で日本中の公園や並木の点検や整備、一体どれだけの血税が使われるのか。