ゲリラ豪雨報道

この夏は、なのか、この夏もなのかテレビを見ていると頻繁に大雨警報のテロップが出る。短時間〇〇情報とかで1時間に100mmという災害級の大雨が降っている。というのだけど、テレビのニュース映像を見ると道路の低くなっているところに冠水したと水たまりの中を走るクルマ。時間雨量100mmは確かにものすごい雨だと思うがそれだけなら乾いた土を潤して、一部のアスファルトに水が貯まる程度でおしまいである。怖いのは線状降水帯とかでその強い雷雲が何時間も同じところに居座るというもので、災害が起こりやすい。が、どこかの地方で直径数km程度の強い雷雲をいちいちテレビで紹介するのもちょっとねえ。

さらに、関東に住んでいるとよく分かるのだが、宇都宮、高崎あたりの北関東の山に近い地域は実はほぼ毎日と言っていいほど夕立がある。今はゲリラ豪雨などとマスコミウケするような言葉で伝えているが、真夏から秋にかけて夕立や雷は長野県中部から群馬、栃木にかけての南斜面、南東斜面ては雷雲ができやすいのはゲリラ豪雨という言葉ができる前からわかっていること。子供の頃から実家のあった長野県西部の軽井沢、佐久では暑い日は決まって夕方にザーッと降ったものだった。山登りする人には夕方は危ないというのは常識。それをいちいち「ゲリラ豪雨」と騒ぎ立てるのも100km以上離れたところに住んでいる人にはいらない話だ。
さらに気に入らないのが、都心から20km圏内の我が家には、この2週間雨がふらない。先日都心でザーッと降ったとニュースで見たが、見事に私の地域を避けて雨雲が通過している。我が家の周辺は台地で多少の雨では災害は起きにくい。地面はカラカラである。ぜひともゲリラ豪雨に来てもらいたいと思っている。
我が家の小さな菜園は、今年の猛暑と少雨できゅうりトマトは全滅、一つも収穫できなかった。しその葉だけはもりもり育って、野菜の代わりのしその葉をパリパリ食べている。きゅうりを一夜漬やみそをつけて食いたかった。スーパーでは1本80円位する。