野菜が安くなってきたと放送しろよ

3月に入って平年より気温が高い日が増えてきた。
極端な氷点下という日も関東平野部ではなくなってきた。
野菜が高値というニュースはどうなったのか。
昨日のスーパーで見てみると。
日持ちの悪いレタスが200円を切って160円。
キャベツは強気の295円だが、これもあと数日。
暖かくなればすぐに外側の葉っぱは黒くなる。
高く売れるのはあと数日だ。
1990年代にお米の大不作の年があった。
ばかみたいに高い価格を引っ張るだけ引っ張ったが早場米が出回る直前には値崩れ。
高く売れるからと倉庫にたっぷり貯めていた業者は大損することに。
不作だったのでそれなりに高く仕入れたのだろうから
高い時に多少儲けたにしても、在庫処分で損切りしたことだろう。
骨折り損のくたびれもうけ、を地で行った感じだな。
野菜類は水物、高いときと安い時が極端。
業者もなんとか儲けを出そうと苦労しているのだろう。
マスコミに手伝ってもらって「野菜が高値」と宣伝してもらうしかない。
これで堂々と高く売れるわけだな。
ところが、気候が良くなって出荷が戻ってくれば、在庫は大損なる。
まあ、私みたいな人ばかりでは農家も業者も儲からないから
それはそれで困るだろうけど。
逆にあの重たいキャベツを80円とかで買うと、農家も運んできた業者も大変だったと思う。
おカネを稼ぐことはどんな仕事も大変なのである。