月の出から1時間ぐらい、ちょうどいい頃かと東の空を見ると雲が出ている。
しばらくすると雲から満月が出てきたが、それはそれで風情がある景色である。
月までの距離は36万km、平均38万kmだから十分近い、スーパームーンである。確かに肉眼でも大きく見える。
令和の米騒動。
8月も下旬になり、九州や千葉茨城の新米が出てくる頃である。先程スーパーに行ったが、新米の張り紙の下に売り切れの張り紙。まあ仕方がない。足りないというのだから。
1993年平成の米騒動は冷夏が原因だった。したがって新米が出回らずに深刻な不足となったわけだが、翌年の夏になると古米が投げ売り。結局倉庫にため込んでいた業者の存在が明らかになった。
人の不幸は蜜の味、という業者は多いわけで仕入れたコメをできるだけ高く売りたいと思うのも自然な流れだ。
ところが目の前に新米の存在があるのでそこまでえげつない商売もできず5kg2000円台というのがいいところか。平成の米騒動のように4000円以上にはなりそうもない。おまけにオーストラリアやカルフォルニア米もつられて値上がりしている。
実は気候以外にもう一つの要因が米農家、耕作面積の減少である。これは米価安定のための国策でもあったのだが、いよいよバランスが崩れてきた。まあこの程度のバランスの崩れは想定内。米価をあげて米農家を儲けさせるという目的もある。作っても安い卸値では農家がかわいそうだ。
輸入米のクオリティもそこそこいいので実はバランスは取りやすいのだろうが、世界的に日本食が少しずつ少しずつ増加しているので他上がり傾向は仕方がない。
さて、我が家の対策だが
そもそも税抜き5kg1500円の特売のときにコツコツ購入していた。嫁さんが「ちょっと買い過ぎじゃないの」と言っていたが、新米が出回るまでの量は安いコメで切り抜けようとストックしていた。そしたら急にコメの価格が上がり始めた。5kg2000円を超えてからは購入していない。先程最後の5kgの封を開けた。もし、ストックがつきたとすれば無理してため込んだ業者を儲けさせることはしない。スーパーの弁当と乾麺やスパゲッティなどで凌ぐしかない。馬鹿みたいに並んでまで高額なコメを買う必要はない。テレビで言っていることと逆の行動をすると得をするように世の中はできている。