博士ちゃん


今日は冷たい雨の一日。
昨夜は月と木星の接近だったが雲が多く木星が見えたのはほんの一瞬だった。

博士ちゃん
毎回ではないが、楽しみに見ている。
昨日は文房具博士の小学生。テレビに出るほどのすば抜けた知識を持っている小学生には毎度驚かされる。なんだけどすこし気になるところも。挙動不審なのである。違う言い方をすれば落ち着きがない。
子供だからあんなものだと思う人のほうが多いのだろうけど。自分の好きなことに夢中になることは普通なのだが、大人顔負けで知識やコレクションに突き進むというのは子供の成長としてはバランスが悪い。そのまま専門家になるのならそれはそれで人生なんだけど、高校や大学進学で一芸受験できるだろうか。この手の子供は人並みに平均的に勉強しろと言われるのが一番つらい。
実は私もそんな子供だった。鉄道が大好きで時刻表を見ていたり、車両型式を見て楽しんでいた。ところが学校の勉強は全くダメという訳では無いがぱっとしなかった。受験勉強になると人並みに勉強はしたし人並みの成績を取ったが、その分大好きな趣味の知識も人並みに。就職して人並みに仕事が覚えられたのは40過ぎになっていた。その間にもあれこれ色々な趣味に手を出していた。お陰で出世から見放され、たいして友人もいない。
最初から本当に好きなことを目標に生きていたほうが幸せだったのではないか、と自分の過去を悔いている。かと言って自分の好きなことだけやって生きていけるほど世の中甘くない。学校の教科書に書いてあるようなことを趣味にするのが一番いい。ただし、その先にあるのは学校の先生か大学の先生か。