大阪小6女児行方不明

幼い子供が被害に遭う事件、早く解決してほしいのだが。
記事を読むといろいろポイントが見えてくる。
その1 行方不明時の状況
17日は日曜日。
朝母親と一緒に朝食をとったそうだが、母親はその後11時まで寝ていたという。
想像するに、母親は夜の仕事、朝帰りしていたと考えられる。
だから母親が悪いとはならないが
小学生の子供を育てるのに夜の仕事とは難しい面も多かったのではないか。

その2 スマホとLINE
母親は娘と連絡が取れないとLINEが既読にならないをイコールと考えている。
そもそも小学生にスマホやLINEが必要なのか。
ここで先程書いた夜の仕事とリンクしてくる。
母親はLINEがあれば安心と考えていたフシがある。

その3 小学生にスマホ
世の中の多くの親たちが子供に携帯、スマホをもたせている。
その理由が「いざというときのために」と言うのだけど
実際、安全よりもスマホによる事件に巻き込まれたり
いじめなどの加害者になるケースも少なくない。
本当にスマホを持たせておけば安心なのだろうか。
実際今回の事件では安心ではなかった。

その4 スマホ依存
この事件の場合スマホ依存しているのは母親の方だ。
LINEにメッセージを打ち込んでは「既読にならない」と嘆いている。
小学生の娘との接点がLINEしかなかったということか。
裏を返せば、この母親はLINEがあればつながっていると盲信しているところに問題がある。

仕事を持つ母親が子育てするのは、大変なことだ。
さらに思春期の子供ともなれば扱いも面倒である。
いつの時代でも同じなんだけど
それをSNSツールでお手軽にコミュニケーションができることに頼ってしまう。
そもそも自分がそうであるから疑いを持たない。
子供にしてもスマホが手に入るなら文句も言うまい。
親子の利害関係が一致して、LINEに頼った歪んだ親子関係が想像できる。
その証拠にいざ事件になったあと、この親はLINEにメッセージを打つ以外に
なにも対処できないということに集約されている。
スマホやLINEが悪いわけではない。
けど、子育ての中心にスマホやLINEを持ってくるのは悪い。
子育てや教育はアナログであるべきだ。
少なくとも世界中の学校では、いまだに鉛筆でノートに書きながら勉強している。
デジタル機器で生徒に情報を伝える先生はいない。