無駄遣い、飾るところもない、嫁さんに文句を言われる、とわかっていながら手を出してしまった。
EF64 -1000番台、美しい機関車である。
EF63やEF66のようにパワー重視のほうが人気があるし見栄えもいいのだけど、1000番台は国鉄機関車としても最新に近い、力と汎用性を両立した傑作機だと思っている。が、もうすぐ全車退役と聞いている。
さて本題、ビッグモーター事件。
最初は会社ぐるみの保険の不正請求というところから始まった。
経営側の儲け至上主義、信長のようにだめなものはスパッと降格切り捨て。という話だったのだけどどこかスッキリしない。辞任した社長の会見やその後の報道を興味深く見た。
その1 儲け至上主義だったのか
元々は中古車屋、買取屋である。が、今回の不正は修理板金の話。確かに不正請求、余分に儲けようとしたわけだが、こんなちゃちな不正で会社はそんなに儲かるのかな。
その2 保険の不正請求がまかり通る
嫁さんとニュースを見ていて引っかかったのが「誰の保険か」ということ。保険で保証されるのなら顧客に損はない。損をするのは保険会社。事故を起こしたことがある人ならわかるが、保険会社はそんなに甘くない。しっかり調べて査定してくる。あとになってちょいと細工をしてもすぐにバレる。
その3 保険会社との関係
ビッグモーターに出向で保険会社が入っていたというのである。つまりズブズブの関係だった。なぜそうなったのか。ニュースを見て納得。事故が起きると指定工場にビッグモーター。そこで査定が行われて修理額と保証額が合わないと中古でいいから買い替える。買い替えると新たに保険に入る。という関係があったそうだ。任意保険はクルマを入れ替えても保証は継続なんだけど、なにかうまい話があったのだろう。
その4 社長は知らなかった
もちろん信用はできないが、本業の中古車売買の不正ではない。板金の不正というところがちょっと納得してしまった。もう一つは副社長が息子、一族経営だった。これはうまくいかないパターンの一つだな。創業者父の力を自分の力と過信して会社をデカくしようとするとこんなスキャンダルになりやすい。
まあ、何のコネも力もない私には関係ない世界の話だけどね。
今日タイムカードの数字が2分遅刻だと注意された。だったら機械を会社の正門に置けよ、と言いたくなった。私の駐車スペースからタイムカードまで70m以上ある。正門から駐車スペースまで80mある。それを言えば所長は「それも計算して出勤しろ」というのだろうな。ブラックだなあ。