美人の同僚と雑談。
「毎日こんなに暑くて、将来どうなっちゃうのですか。」とあるあるネタ。
知ったかぶりの私は、軽く受け流せない。
「どんどん暑くなっていくのだろうね。」
「私達はどうなっちゃうのですか。」
「それゃー困って、人口が減るだろう。」
「私達も死んじゃうのですか。」
「私達はそう簡単には死なないだろうけど、食料価格はどんどん上がって行くだろう。そもそも温暖化で困るのは人間だけなんだ。地球の歴史上では現代は小氷河期、平均気温は15度くらい、恐竜がいた時代は超温暖化で25度くらいあったと言われている。実は自然界ではこのくらいの温度のほうが変温動物も都合がいいしエサになる植物もよく育つ。熱帯雨林みたいな感じかな。」
「私が生きている間はどうですか。」
「私が子供の頃は、東京の最高気温が32度33度で猛暑と言っていた。熱帯夜の発生日数も10日程度、それが今では35度36度と言っている。20年で1度から2度の上昇と考えると、あなたが退職する頃は37度を超える日が猛暑日という感じになるかな。それよりも人間が困るのは食糧難、昭和中期に青森や北海道で栽培できる稲の品種ができた。ところが、今となっては在来種でも北海道で栽培できる。ただ、人類が反映してきた低緯度や中緯度の地域では農業が困るだろう。人口の多い地域で農業が困るというのが問題なんだ。」
「どう備えればいいとお考えですか。」
「簡単だよ。食糧難ではあるが食料がなくなるわけではない。つまり値上がりするだけだ。お金を貯めておくのが一番の対策だろう。」
「えーっ、なんだか未来に希望が持てなくなりました。」
「そもそもお金があればなんとかなる、という社会にしたのは戦後を支えた世代の人たちの理想だった。GDPは上がるし給料も上がった、それが将来に希望を持てたということだった。そう考えれば戦後も食糧難、それを脱出するために経済成長があったわけで。お金があれば食べていけるという社会ができた。」
「コンビニで買物も良くないですですか。」
「便利と無駄遣いは表裏一体、コンビニが儲かっても地球環境は良くならない。さらにあなたの貯金も増えない。スーパーの割引シールを尊重しなさい。地元のスーパーや商店で安いものを買うことが大切。」
「貯蓄に頑張ります。」