経済ニュース2つ、ビッグモーターとコストコ

ビッグモーターの保険不正請求の事件は驚いた。
こんな大手の企業でも堂々と不正が行われているのか。そもそも中古車市場はまさに水物、水商売である。儲かるときはいいのだけど。結局こうして不正があると知ると「やっぱりなあ」となってしまう。
古い付き合いの地元の中古車販売店、「私の乗るクルマを高く買って欲しい」と言うと、「買取屋には価格でかなわない」とつれない返答だった。買取店は相場より高く買い取ってくれる、という常識を実は疑っていなかった。人気車は海外へ売り飛ばすから、と言われたのを信じていたのだが、何割かは間違っていたようだ。競争相手が多い業界で勝つためには汚い手段もやむを得ないということか。

コストコのアルバイト時給が1500円以上というニュース。
外資系の企業は人件費も国際標準なのだそうだ。日本の時給、給料は国際的に安すぎる。という結論なんだろうけど。
私が食いついたのはコストコが国際標準の時給でなんとかなっているという点。つまり人件費が高くても儲かっているということだ。
テレビでニュースのネタが無くなると「コストコで爆買い」というネタになる。なんでも量が多くて安いというのだけど、テレビを見ながら嫁さんと単価を地元スーパーと計算して比べていた。実は全然安くないのである。量が多いのに騙されて「たくさん買えばお得」という古い考え方に支配されて爆買いする人多数。
人気のクロワッサンにしてもスーパーと比べればビミョーに安いのだけど、あの量を新鮮なうちに食べきる胃袋は我が家にはない。家族が多い家庭にはプラスになることも多かろうが、本当に地元スーパーより交通費と会費を引いてもお得なのか。
食品に関しては、品質や味も加味されるのだけど本当にお得なのだろうか。