どうする家康、瀬名の自害

大河「家康」ラスト1分が残酷 瀬名が家康の目の前で自刃 まさか衝撃に悲鳴「妻が目の前で」「キツい」「これ以上の悲劇ない」
というヤフーニュース。

私が気になっているのは、「悲鳴「妻が目の前で」「キツい」「これ以上の悲劇ない」」という文面。
今やマスコミもネットでの書き込みを民意として伝えているということだ。テレビニュースのように街の声と称して駅前の繁華街で訳の分からない人にインタビューというのをよく目にする。テレビでの街角インタビューが本当に民意なのか、公平性はあるのか。
先日の「ワイドナショー」でも、「賛否」という記事に疑問というコメント多数。そもそもどんな事象でも賛否はあるわけで、それが何対何なのか実数を伝えずにさも均衡しているかのような報道には問題がある。
今はNHKでもテロップにSNSの書き込みを流して「リアルタイムでやってます感」
どうせ制作側で都合のいい書き込みを流しているだけで、民意とはいえない。そんな不公平な民意を「賛否」と均衡しているように報道するのはおかしい。
さて、表題の「どうする家康」。あのラストシーンはショックである。それでいいではないか。制作側の意図どおりである。それなのにSNSでこんな意見がありました、とアホでも思いつく幼稚な書き込みをニュースとして流すのは、ニュース制作側のバカ丸出しでよくない。
といっても、ニュースネタが枯渇しているところで前日のテレビネタはまあ仕方ないのだろうね。

気になったニュースは、これではなく「史実と違うのでは」という記事。
この辺が時代劇の難しいところで、史実にどこまで忠実に脚本すべきか。もちろん大河の脚本家はこれでもかと史実を調べまくるのだろうが、あくまでも娯楽ドラマなので演出は必要になる。そこをいちいち「史実と違う」とさも俺は詳しいんだとわざわざ書き込みするやつと対峙する必要はない。