三谷幸喜の最新映画、清須会議をみた。
時代劇としては、NHK大河以来かな。
三谷幸喜はまじめな人で、特に歴史がらみでは手を抜かない。
綿密な取材と時代考証がウリになっている。
ところがである。
それが仇になったのか大河の方は話題性はあったものの視聴率は低かったという。
三谷幸喜はどちらかと言うと、細かい心の動きをとても大切にする。
時代劇でそれを表現するのは難しい。
また、時代劇を見る人の大半はどちらかと言うとそれを期待していない。
清須会議は戦国時代の末期、信長が死んだ直後という激動の時期だったにもかかわらず
そういう合戦シーンなどは無く、とても地味な展開で進んでいく。
三谷節といえばそうなのだが、結果は歴史通りなので、それ以上の展開がない。
また、それ以上の脚色もしていない。
あまりにも時系列、歴史史実に忠実すぎて、大笑いもしないし、手に汗握る程でもない。
2時間以上淡々と話しが進んでいく。
これをすごく良かったと感じるか、今一つと感じるかはあなた次第。
三谷ファンのための映画なんだろう。
それでも見たいというのなら
