ダイアナ、映画レビュー

ちょっと前に話題になった映画を見た。
ダイアナ妃のドキュメンタリータッチの映画。
主役のナオミもニュース写真で見たことある人達も
かなりの精度で再現されている。
楽しみに見始めたのだけど、内容はなんとも。
死の3年前からのダイアナの行動を追いかけた風になっているが
基本的に実在していたかどうかは分からないが
中東系の医師とのラブストーリーがメイン。
当時のニュースなどをある程度知っていれば「あー、なるほど」と
見ていられるだろうが、何の知識もなく見るのはいささか辛い。
そして、最期はパリで自動車事故となるわけだが、
その再現シーンはカット、それはないだろう。
陰謀説などの事故にまつわる話はなにもない。
世間知らずのバツイチ女の色恋沙汰、というなんとも苦々しい印象しかない。
ネットのコメントを見ても賛否半々という感じだな。
何よりアマゾンでこの映画のDVDを見ると
新品が送料込みで1000円以下で販売している。
制作側がどんな映画にしたかったかがわからなくもないのだけど
世間が期待している『ダイアナ』は多分違う。
もう一つ
ダイアナ妃は36歳で死んでしまったのだね。
映画では歳相応のダイアナが再現されていたが
本物のニュース映像などを見ると35歳当時のダイアナはずいぶん老けていたなあ。
シワが多くてたるんでいて。
20代の頃は世紀の美女だっただけになんとも。
不仲説が出るようになってからはみるみる老けこんでいった。
報道の写真とか見ていて40代後半ぐらいにずっと思っていた。
離婚だとか新しい恋人とか言っている30代の女は歳より若く見られる事のほうが多いけど。
ダイアナ