NHKのCG

楽しみにしていたチコちゃんがたけしの番組になっていてがっかり。
BSで再放送された『武蔵』を見た。
フィリピンの海底で発見された武蔵の残骸の映像をCGで起こして
昭和20年当時の沈没時の形を再現、さらに攻撃される前の勇姿も再現していた。
下手な映画よりも良くできたCGである。
チコちゃんの番組内でCG担当者を休ませるというネタがあるのだけど
チコちゃん以外にもどれだけすごいCGを制作しているのか。
NHKの技術はすごいことになっている。
さて、
いろいろなところで戦争の悲惨さを次の世代に伝えたい、と言うが
今となっては語り部の話術に依存している。
実際に戦争経験した語り部も80歳代、このままでは伝えられない。
この時代に語り部に全面的に依存するのもいかがなものか。
NHKはこれだけ優れた技術と資料を持っているのである。
語り部の話を映像の記録として作り残すべきではないか。
悲惨な戦争の記録である。
当然R18指定になる。直視できないようなひどい映像になるだろう。
それでもオブラートで何重にもくるんだ言葉だけの悲惨さはもういい。
子供が書いたような下手な絵画ももういい。
どれだけたくさんの血が流れたのか、どれだけたくさんの日本人が殺されたのか。
語り部が話すままをCGや再現映像で次の世代に残して欲しい。
戦争体験者がいなくなる前に。