「『スッキリ』がやったことは動物虐待です」動物愛護関係者が激怒する
というヤフーニュース。
ペンギンが可愛そうだ、という論調である。とはいっても、怪我したり死んだペンギンはいない。ただ、テレビで見て「可愛そうだ」と炎上しているという。
見聞きする限り決して褒められる行為ではなく、反省すべき点は大いにあると思う。が、該当の動物園と全然関係ない人が「けしからん」と騒ぐのは、今の日本の社会の闇だよな。画像の言葉の端っこだけ見て「けしからん」を大合唱する構図である。
そもそもがコンクリートのオリの中に閉じ込められている可愛そうなペンギンである。人間と共存するのは折込済みではないのか。それも、今回のような蛮行を毎日継続的に行ったわけでもない。野生で生きていたって、自分たちを殺しに来る天敵に襲われることは1度や2度ではなかろう。
政治家を含む公務員や普段偉そうにしているマスコミがちょいとでもミスをすれば「けしからん」と大炎上する。ネットの住人と社会の精神的底辺にいる住人の悪癖である。
ネットの悪い点としてよく言われているのが、自分の都合のいいニュースやサイトや情報しか見ていないということだ。2次元の画面から事件を多角的に見聞きする、考えることができなくなっている。さらに安全な場所から他人を攻撃することになんの違和感も背徳感もないというのが悲しい。
サービス業の従事者に「客に対して何事だ」と騒ぐ奴らと同等だな。
最後は「謝り方が悪い」「土下座しろ」とつながっていくわけで。
私から見ると、寿司屋のふざけた動画を上げている連中と同じ穴だと思っている。