宮崎のタオル

宮崎に住んでいる叔父が先日亡くなった。
一報を聞いてお返し無用程度の香典を送った。本日帰宅するとポストに茶封筒。宮崎の住所が書かれていた。お返しが来たかと思った。

開けると、タオルが見えた。まあ、あの程度の香典ではタオルがいいところだ。と取り出してよくよくみると「自衛隊」と書かれたシール。
自衛隊絡みのショップに置いてあるお土産品、宮崎発なので新田原基地のものであろうか。イトコの優しさと洒落っ気に感動。先程宮崎に電話した。
子供の頃から私をかわいがってくれたおばさんが出た。おばさんが言うには「こんなもの、〇〇くんが喜ぶのか」と友人と話をしていたそうだ。おばさんの懐かしい宮崎弁を聞きながら礼を述べた。
死んだおじさんも私が宮崎に行くたびに「自衛隊の飛行機がそんなにいいのか」と言いつつ、歓迎してくれたっけ。おばさんが「お父さん、今日は飲み過ぎですよ」と行くたびに言っていったけ。
まるでよくある昭和のドラマのようである。

私は良い友人や親族に恵まれている。
仕事はうまくいかないし給料は安いし財産もないのだが、幸せな部類に入るのだろうか。おじさんに合掌。