トヨタ、EV販売を2030年350万台へ上方修正

ガソリンや軽油のエンジンと違ってEVの動力は極めて単純な構造である。アホな中国人でもポコポコ作れる。ベンチャー企業でもポコポコ作れる。天下のトヨタが作れないわけがない。CMでもみるように豊田社長は内燃機関にこだわっている。だからEVを作らないわけではない。トヨタの戦略はアホにわかるほど単純で薄っぺらくはないということだ。
私が推測するにはトヨタはEVと自動運転はセットでと考えているのだろう。自動運転も車体にカメラを付けて人や他のクルマにぶつからないという単純なものではなく鉄道のCTCのように遠隔地で集中制御できることを考えていると思う。事故を防ぐだけではなく目的地に早くつくようにするという考えだ。
電気自動車は都市の部品と考えているのだろうか。つまりそれは趣味としてのクルマを捨てることになる。F1やWRCなどのメーカーとチームがしのぎを削るようなクルマとは違うクルマなんだろうね。50馬力も100馬力も200馬力も電動車には大したファクターではないということ。
さらにEVのネックとなっているバッテリーと航続距離の問題にもメスをいれるのではないか。バカでっかい、希少金属満載の高額なバッテリーを生産廃棄するという今のシステムを考え直す必要もあるだろう。水素のような100%互換できるソースが必要になる。もしくはバッテリー性能に依存しない充電システムが必要になる。
現行のEV化はその場限りの絵に描いた餅、環境問題の根本解決にはならないとトヨタだけではなく有識者の多くが考えていることだ。

どちらにしろトヨタの力があればEVなどいくらでも作ることはできるだろう。