五輪ポイント もったいない

代表的な事件はTBSがすっぱ抜いた弁当廃棄、先日の放送では開会式で4000食、平日でも1000から2000食、準備からの20日間で13万食が廃棄されたそうだ。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4332537.html
捨てているシーンなどを見ると、焼きそばや揚げ物やコッペパンといったスーパーで350円で売られているものに似ている。早い話高級な食材はない。ほぼジャンクフードだ。驚くのはその単価で890円という。食べ物を捨ててしまうというもったいない、さらにあんな捨てる弁当に890円というのはもっともったいない。
もう一つ
大会直前に無観客が決まった。
当然ボランティアや警備の配置も大幅に変えなければならず弁当が余ったというのは少しだけ正当性がある。
ところが、もし人が減ったというのなら私の職場の幹事ならすぐに弁当屋に電話して「すみません、45こを43こにしてもらえませんか」と言うだろう。それが普通だ。
ああいう大規模なイベントゆえ、プラマイゼロの発注は不可能、にしても1000個以上普通に余るというのは理論的におかしい。運営は弁当を余らせるつもりでいたということだ。理由は容易に想像がつく。お金の流れだ。弁当屋に損をさせたくなかったという意識が働く。役人が損をさせたくないと考える理由はたった一つ、損するのが自分ということ。私が推測するに弁当を請け負った業者はJOC役員のファミリー会社ではないのか。少なくとも息がかかっていることは間違いない。入札制ならあんな350円のジャンク弁当を890円で数万食契約するわけがない。
もう一つ
あの脂っこいジャンク弁当が冷蔵で届けられ、冷蔵庫から出して食べるシステムだったそう。その場所に電子レンジがなかった。疲れた体に冷えたパサパサのパンと冷えた焼きそばと揚げ物はこたえるだろうね。○○平等とか何かと人格や人権のことを取りざたしているけどそういう奴らに限って自分の身内や部下にはひどい仕打ちをしているのだよね。弁当屋にしても安い弁当で20日間で1億円も儲けていい気持ちだろうが、現場で焼きそば焼いたり器に盛り付けている仕事の人達はほとんど捨てられたというニュースを見て嫌な思いをしていることだろう。
冷たいまま食えと言われている人、全部捨てろと言われた人、徹夜で捨てられる弁当の盛り付けをした人、そういう末端の人たちの気持ちなど考えないことが五輪成功、金儲けのポイントなんだな。