恵方巻き

節分の恵方巻き。
売れ残った商品の大量廃棄や、販売の「ノルマ」などの問題が起きている。
スーパー惣菜コーナーにて嫁さんと観察、いつもの太巻きより5割増しぐらいの価格だな。
年末のエビの天ぷら以来の山積み。
素人目に見ても「こんなに売れるのかな」と素朴に思う。
そもそも恵方巻きは関西での風習だったとのことで、
平成に入るまで私はそんな言葉を聞いたこと無かった。
つまり、どうしても購入して食べなければいけないというたぐいのものでない。
友人の話では「1998年、大阪、セブンイレブンらしいですネ。」とのこと。
名前は何であれ中身はただの太巻きの寿司だ。
既存のシステムで生産できるのが強みだな。
明日になれば『太巻き』に戻るだけだ。
問題なのは惣菜なので、売るには保存がきかない。
明日に半額で売ることができない。
半額狙いの私のような客が今日中に消費することが望ましいが。
ニュースを見るとそんな生易しいものではないらしい。
3日午後、神奈川県の「某処理センター」には恵方巻きや、
そのためとみられる具材が大量に運び込まれていた。
こうした廃棄食品は店頭に並ぶことすらなく、食品工場から直送されていることが多い。
コンビニなどは販売傾向などを考慮して発注しているが、
「不足しないよう、工場側は多めに作る必要があり、大量に余ってしまうようだ」という。
金儲けのためなら多少の食品を捨てることはどうってこと無い、ということだ。
給食を残さないで食べさせようとする教員が吊し上げをくう。
テレビでは旅番組やグルメ番組で「おいし~い」というタレントが一口だけ食べて席を立つ。
弁当を注文しておいて「ダイエットしているから」とご飯を大半残す。
子供や若者の平均体格が細くなっている、背も低くなっている。
その原因が妊婦のダイエットだとか。
日本の食はどこかで完全に間違った方向になってしまっている気がする。
税金の無駄遣いも許せないが、食料品の無駄遣いも許せない。