ALS女性「安楽死」事件

命は地球より重いのである。
一つの命を守るため、育てるため、助けるために
大変な努力と苦労をしている人たちがたくさんいる。
反面、私利私欲や快楽のために命を軽んじたり無駄にする人達がいる。
安楽死はダメだと言いつつ、自殺する人を美化する人がいる。
かなり前に『自殺は悪だ』と書いたところ
「あなたは自殺する人の気持を考えていない」とコメントされた。
先日は自殺志願者がクルマで見ず知らずの人のクルマにぶつかり道連れにした。
私はこのように命を軽く見る人達を軽蔑する。
コロナより宴会だあ、コロナよりホストやイケメンだあ、と言う人達も
命を軽く見ているのではないか。
繁華街やスーパーへの買い物にわざわざ幼児を二人も連れてくる親も
間接的に命を軽く見ているのではないか。
こういう人たちと、今回の事件のALS女性と犯人の医師を
同じ土俵で論じることは正しいことなのか。
重い障害がある人にも生きるのぞみがある社会を、というコメント。
最もな話だが綺麗事だな。
私などちょいと指先を切っただけでも気になって、たいして痛くもないのに痛がって。
口内炎ができれは何日も憂鬱だ。
それが治る見込みがない重度な障害がある病気である。
よほどメンタルがしっかりしたポジティブな人以外はどれだけ辛いことか。
健常者の私にはとうていわからない心の闇があるはずだ。
この安楽死を求めた人は自分の命も他人の命も軽くなど見ていない。
しっかり生と死に向き合ってきたのではないか。
医師にしてもしかりである。
自殺志願の患者は美化されて医師は犯罪者扱いというのは
法的には仕方がないが、軽々しく良し悪しを決めつけるべきではない。