ヘリ墜落、自衛隊員5人が現場で一夜明かす

ヘリの墜落は本来驚かなければならないのだけど
毎年のように起きているせいで「またか」という印象だ。
ここ数日、群馬長野県境付近は強い雷雲が多数出現していて
気象条件は極めて悪い部類だろう。
気流の変化が激しい山の尾根づたい、雲で視界が悪いなど
悪条件はあったが、百戦錬磨の救助ヘリのパイロット。
それも地元、という過信が招いた事故だったのか。
もう一つ
それよりも気になったのが当日夜のニュース。
自衛隊員が現場にとり残され連絡がつかない。
映像に映っていたのは百里ブラックホーク
基地に飛行機見物に行くと、かなりの頻度でブラックホークホバリングして
隊員の上げ下げの訓練をしている。
そういう精鋭部隊が二次遭難とは考えにくい。
今日のニュースを見ると、当日に地上部隊との合流という計画だったそうだが
天候悪化で地上部隊は断念。
それでも、現場の隊員たちは活動を続けて
翌朝早朝にはすべての乗組員たちの確認、救出が始まっていた。
自衛隊の軍備は世界でも10本の指にはいる。
さらにこうした作戦実行の能力は5本の指に入るだろう。
防衛予算にはいろいろ意見を言う人もいるが
決して無駄になっていないと思った。