また8.12がやってくる、JAL123御巣鷹山事故

土曜日に地上波でクライマーズハイをやっていた。
私もいとこの薦めてくれた関連本を読んでいる。
もう24年が経ってしまった。
いろいろな本や資料を読むにつけ不思議なことがたくさんある。
ポイント1
原因は後部圧力隔壁の破断による急減圧が起きて、その気圧が垂直尾翼
吹っ飛ばしたための操縦不能ということになっている。
クライマーズハイでも取り上げられていたが、この原因の発表が異常に早かったのである。
事故後3日ぐらいだっただろうか。
すぐにボーイング社から修理の不備が発表された。
誰も飛行機に乗っていなかったのに、ブラックボックスの解析の前に
なぜこんなに早く原因がわかってしまったのか。
ポイント2
理科の授業でも気圧の大きさについては勉強する。
しかしながら、ジャンボ機の垂直尾翼を一気に破壊するだけの空気の流れが
本当にあったのだろうか。
垂直尾翼の高さは地上から20mもある巨大な建物だ。
それを吹き飛ばすだけの急激で大量の空気の流れがあったとなっている。
そうなると客室は後部に向かって猛烈な空気の流れがあったはず。
人や物が吸い出される、なんて言うのも想像がつく。(映画で良くある)
ところが最後部にいた生存者から爆発的な空気の急激な流れは無かったと証言。
高度6000mの気圧に客室が一気になるわけで、耳鳴り、酸欠の症状が
ほぼ全員なるはずだがコックピットも含めて劇的な気圧の変化があった形跡はない。
後部には点検扉がついているそうだが、それだけの大きな気圧の変化があったにも
かかわらず(翼を吹っ飛ばすほど)開いた形跡もなく現場で見つかっている。
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この事故は最初から原因ありきで調査が進められた感がある。
次に自衛隊の対応について書こうと思うが、何か隠している形跡がある。
その証拠に事故についての検証番組がNHKの事故直後の特番以降全くない。
多くの関連本が出版されているにもかかわらずマスコミの対応は冷ややか。
事件を風化させたいと思っている大きな力をもつ集団がいるようである。