七夕だそうでそこかしこに笹の葉が揺れている。
関東地方はお約束の雨降りである。
その上蒸し暑い。
大人になってから七夕を意識することもなくなった。
大人になってもクリスマスを中心にこの手のイベントに
ものすごく盛り上がる人種も存在するが
おおかたの大人は無関心である。
ある意味当たり前のこと。
ところが子供は違う。
とりあえず小学校卒業までには日本の基本的な
生活習慣を理解、身につける必要がある。
小さなところでは夏至、冬至はどんな日でどんな習慣があるか。
大人でも答えられない人は多い。
土用の丑の日とはどんな日なのか、知っている人は少ない。
クリスマスもしかりである。
うかれて遊ぶことばかり一所懸命で、何もわかっちゃいない。
子を育てる大人としては失格だ。
ちょっと前に子育て真っ最中の先輩からこんな話を聞いた。
「家の子供は保育園に預けているけど、金を払うだけあるよ。
四季折々のイベントをちゃんと教えてくれる。
うちら夫婦だけではここまで面倒みきれないよ。」
と、小さな七夕飾りを見せてくれた。
小学生に英語を教えるのも結構、沖縄や広島の悲劇を社会科で
教えるのも結構な話であるが、子供に教えなければならない
ことはこんなところに転がっているような気がする。
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『ぱそこん力をつけよう！』白鳥詠士著もよろしく。
