古舘の正規の見方ものいいがやけに鼻につく報ステだが
先日から始まった養老孟司の対談はものすごく良い。
養老はどんなことでも理論的に理解し話そうとする。
今回の猛暑についても、都会は熱のマッチポンプだと切り捨てた。
なるほどである。
暑かったら、エアコンを消せばいいのである。
冷蔵庫と同じで中だけ涼しくする。
その熱は外に排出されるわけで。
高温は熱エネルギー、エネルギーは保存されるので消すことはできない。
都会ではほぼ全ての建物がエアコンで熱を排出しているから
外気は自動的に熱エネルギーが大きくなる。
気温を下げたいのなら、エアコンを止めればよい。
とは言っても都市部はコンクリートで固めてしまっているので
これらの蓄熱でみるみるうちに気温が下がるとは言い難いが
それでも、都心で35度はなくなるだろう。
そもそも、南側に東京湾に面している海沿いの土地。
気温がこんなに上がるわけはない。
内陸の群馬や埼玉が暑いというのも南側に都会の暑さ、北側に山地という
盆地的気候のせいである。
南側の東京地区の気温が下がれば自動的に下がると考えられる。
という夢の様な話。
ISSから日本を見ると関東、中京、阪神の明るさが異常だという。
先日のテレビで見た写真は午前3時だったが、異常に明るいのは明らか。
夏祭りやライトアップよろしく、とにかく日本人は夜に明るいのを異常に好む。
3.11以降、日本人は省エネとか京都議定書とかみんなふっ飛ばしてしまった。
先日ここで、小さな子供を夜にショッピングモールを連れ回すという話を書いたが
普通の家庭は夏場は暗くなる前に帰宅するというのが、課題だろう。
冬場は早く暗くなってしまうので、ライトアップという習慣が定着したが
これも19時にはおしまいで良い。
私が子供の頃のカルタに「テレビラジオは8時まで」という札があった。
もはや死語なのか。