新幹線EX予約旅

年に1度位は東海道新幹線を利用している。ヘビーユーザーではない。
京都に行くときなどJR東海ツアーや同社の50歳特典などを利用していた。ところが、突然メールですべてなくなるとのこと。EXなるものに移行すると一方的に伝えられた。私はぼんやりと東海ツアーがEXへ移行すると思っていたが、いざ予約となると違うことに気づく。別会社、別のシステム。つまりこれまでの履歴やポイントはなくなるのみということだ。
というわけでEXに登録する作業から始める。ポイントなのはデジタル化して紙媒体の乗車券を発行しないこと。となるとスマホがない人は、と考えるのだが、逃げ道として交通系カードが切符代わりになるというのだ。
登録作業で私と嫁さんのカード番号を登録。これで終了、その後の旅行予約も完了となった。
そしていよいよ当日である。
地元の駅をカードタッチでホームに入る。東京駅の新幹線改札で恐る恐るカードをタッチすると、すんなり扉が開いて指定席の書かれた小さな紙が出てきた。誰もが経験する最初の儀式である。発券や郵送や駅業務などの簡素化なんだろうけど。
座席指定も航空機のようにできるようになった。今回は往復とも進行方向一番前の壁の前の席にした。前方座席の人のリクライニング攻撃をされない席、スーツくんがよく使っている席だ。失敗した。足元が狭い。180以上の私にはつま先が壁に当たってしんどいのである。

そう言えば、飛行機も最近システムが変わった。
以前はネット予約、発券は画像データで送られてくる。スマホでもプリントアウトでもバーコードを提示できればよかった。ところが今回は紙媒体はだめなんだ。発券自体も当日になった。つまり前の日まで切符はないということになる。
実際当日になるとバーコードが表示できるようになった。が、なれた人はいいのだろうけど実際搭乗するときに機械にバーコードを見せるわけだが大抵のスマホの設定は操作なしでは数秒で画面が消えてしまう。なぜか私の前には子連れやお爺さんがもたついていて私の番になったとき画面が消えていて私ももたついてしまった。何でもスマホでできるというのはいいのか悪いのか。
このシステムの刷新はコロナの影響だろうか。極端に客が減った時期を狙ってシステムを更新した。初期不良もあっただろうが、どの新幹線も飛行機もガラガラの時期があったからね。災害もプラスにするのが優れた企業、経営ということだろう。