今日の月、伊丹空港のANA機接触


日に日に月がかけていく。明日は下弦である。
月の出は深夜になり、この写真を撮影するには、、おしっこで起きること。時計を見て「おっといい時間だ」とカメラを取り出して、さむーい外に出るのである。

伊丹空港ANA接触
というニュース。
すでに多く言われていることだが、最近こういう事故が多いという。関係者は大いに気を引き締めているとは思うが、起きてしまうのである。
一つに、航空機はアナログで動いている。着陸をILSなどをフル活用してオートでできるようにしてはいるが、大抵はタワーに風向きを聞いてパイロットの技量で降りている。まして地上管制となれば目視と無線という数十年前と変わらない。鉄道と違って気象条件で極端に予定がずれる航空機は人の力で動かすしかない。馬鹿みたいにデジタルをありがたがる人が多いが、役所のように必要のない書類の山をデジタル化するのとは違うのである。分単位で動いていて気象条件に左右される航空機をデジタル化して動かすのは難しい。
一つに、人材。
乗務員だけでなく地上も人出が足りないと言う。仕事が屋外ゆえきついこと。間違いが許されない緊張する仕事の割に給料が安いということ。安全を担保したいのなら乗客が運賃値上げでかぶるしかない。
それでも安い運賃で飛ばせと言うなら、多少の事故は我慢すべきである。
山崎豊子沈まぬ太陽をもう一度読むべき。1960年代から1985年の御巣鷹山までの航空機事故の歴史とを復習すべきである。その上での安全運行の議論がなければならない。