今日のニュースで油圧系統のアラートでゴーアラしたという。
先日は機内に異臭で引き返したという。
世界でこれだけ多くの航空機が飛んでいるのに事故の話はほぼ皆無。
たまに故障でニュースになる。
機械はどんどん進歩しているが、基本的に空を飛ぶという
基本的な物理法則は何も変わっていない。
エンジンが全て止まれば落っこちるだけだ。
それでも映画にもなったハドソン川の奇跡では乗客全員が助かった。
安全に絶対はないのだけど、絶対に近い安全が実際にはある。
さて、気になったのは異臭騒ぎ。
灯油のような臭がした、という証言がある。
私が飛行機に乗ると、大抵が後ろの方なんだが
タキシングのときに灯油の臭いがすることがよくある。
誰も騒がないから、こんなものなんだろうと勝手に思っていた。
ジェット燃料は灯油に近い成分であるから
ジェットエンジンの排気は灯油の燃えた臭がする。
次に機内は気密構造になっているわけだが、地上では与圧する必要はない。
したがって多分パイロットは地上の空調と与圧の空調を何処かで切り替えている。
タイミングとしてはプッシュバックを始めた時あたり。
エンジンが回りだす。
機内の与圧はエンジンパワーの一部を使っている。
地上での換気とエンジンパワーの与圧との切り替えのときに
エンジンの排気の空気が空調に入ってくるのかと勝手に思っていた。
しかしながら、そういう経験をしたのはそれほど多くはない。
ということは、やはり異常なことだったのかな。