JERA武豊火力発電所の火災

火災がなぜ起きたのか、停電したのか、ということにはそれほど興味がない。
ベルトコンベアで火災で燃えているのは石炭だった。そもそも石油やガスがベルトコンベアで運ばれることはない。
なんというか、昭和の石炭の時代、もしくは炭鉱の映像を見せられている気がした、が、これは令和の映像なんだ。火災が起きたことはそれなりにニュースなんだけど、わたしたちにとっては石炭のエネルギーに依存しているということがニュースなんだな。
石炭のストーブや蒸気機関車は昭和の遺物、なのに私達の豊かな生活を担う電気は石炭なんだ。小学校のときのだるまストーブを思い浮かべる、とても強い炎だったよねえ。フタを開けると真っ赤に燃える石炭が今でも浮かぶ。今の化石燃料は昔と違って脱硫して二酸化炭素以外のガスは出ないとは言われているが。やっぱりあれを地上で燃やす時代ではないと思う。石炭を使わなくてもすむ世の中の方がいいと思うのだが。新築の住宅の多くが『全館空調』とかで一年中電気を使っているそうだ。その快適の裏側を考えたことがあるのか。どんどん高層ビルを作ってそのぶんどんどん電気を使うシステム。
ヨーロッパではいずれ電気自動車だけにすると言っている。日本も追従したいのだけど原発がだめになった日本では電気を使うこと自体が二酸化炭素につながっていて電気自動車が環境に良いとはならない現実がある。

本当にそれが地球の未来になるのかね。