マスク「距離あれば不要」

日本医師会の釜萢敏常任理事は29日の記者会見で言ったそうだ。
専門家が言うのだから間違いはないだろうが、なんとも実効性のない話だ。
そもそも不要というのではない。条件付きなんだな。疫学的な考察も含めて〇〇mというのだけど。そもそもその距離を誰が測るのか。都会や郊外の繁華街でその距離を保つことは可能なのか。
さらに地下街や商店街では屋外と言えるのか。などなど、実はなんの実効性もない理屈なんだよね。
まあ、のどかな口先だけの対策はすでに誰も聞かない。すで新規感染者は増加に転じていて夏休みをピークに増えつづけると言う。
熱中症対策のためにも、というのだけど近くで「熱中症対策でマスクはつけません」という大人がいたら大抵はきつく注意されるか法的に排除されるのだろうね。

報道を見ると小学校中学校などでも学校により地域により対応が違うのである。疫学的に正しいのかなんて関係ないようで「ちゃんとやってますパフォーマンス」の意味合いが強い。科学的な根拠がない制約を強要される子どもたちはかわいそうだ。
デルタのときもあちこちで学級閉鎖と言われていたが、疫学的に教室内での感染の可能性は低く、家族が家庭に持ち込んだ事例が同じクラスで偶然重なったというのが大半だった。
子供同士の感染は保育園の一部に限られ、もともとはアホの親が家庭に持ち帰ったものだった。

残念ながら今の状況でマスクなしは現実的ではない。アホの20代が遊び呆けて感染拡大しているのを規制せず、なんの落ち度もない子どもたちの制限を強化するのは疫学だけでなく普通に考えておかしい。