熱中症指数、極めて危険

私は若い頃からテニスをやっていた。テニスコートに日陰はない。真夏はいつもいるエンドラインには私の汗の跡がついていた。
そもそも日本の夏は暑いのである。暑いから「熱中症」では国民病である。しかしながら、熱中症で死ぬ人は意外に少ない。さらに死んだ人の9割が高齢者。つまり熱中症でなくても死ぬ人たち。つまり高齢者の熱中症は自然死なのである。
クーラーをつけていなかった、とかは後付の話で本質ではない。日本の暑さを80回経験しての暑さで死ぬのは自然死でいいだろう。ニュースにする話でもない。

次に、一部の特殊な事案を「熱中症」と大々的に報道するのもおかしい。どこかのソフトボール大会で児童4人が、というネタを昨日は永遠に繰り返しやっていた。あれだけ暑かったのに4人で済んだのなら、良かったではないか。
関係者は知っているが、夏の甲子園予選の真っ只中である。私もかなりの回数7月に灼熱のスタンドで母校などの応援に駆り出された。熱中症指数など関係ない。応援席には生徒やその親達、チアガールに応援団に吹奏楽部の顧問の教員、汗びっしょりになって異常に日焼けしてスタンドにいた。誰も救急車で運ばけていない。全国の多くの球場で同じことが行われているが、地方の小学校のソフトボール大会のような報道はない。

暑くて具合が悪くなるのは当たり前である。35度以上の暑さを満喫している人は多くない。が、ニュースをみていると「〇〇まつりに15万人」とか「ビールイベントに沢山の客」とか、海水浴場ではたくさんの人出とかクソ暑いのにアウトドアで楽しむ人は多いのである。
マスコミは馬鹿みたいに熱中症対策をしつこいくらいに報道するのだけど、よくよく考えると誰のための警告なのかさっぱりわからない。

最近我が家では、朝出かけるときに窓を締め切ったままにしている。帰宅すると部屋の中はムッとしているのだが、室温は35度36度というところ。外気は夕刻になれば32度くらいになってはいるが室温との差は数度である。
以前は窓を開けて室内の熱気を換気しようとしたが、数度ならそのままエアコンをつけて温度を下げたほうが効率的だと考えた。
リビングのエアコンは200Vにしたので能力も強くすぐに28度ぐらいになる。
東電のサイトではリアルタイムの電気の使用量を見ることができる。この暑さで7月の電気料金は1万円を超えそうな勢いだ。去年の実績を見ると使用量はそれほど増えていないのだが、料金値上げが影響している。